大阪環状線・桜島線とは? わかりやすく解説

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大阪環状線・桜島線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:51 UTC 版)

国鉄103系電車」の記事における「大阪環状線・桜島線」の解説

大阪環状線・桜島線では、1969年12月から2017年10月3日まで103系運用されていた。車両車体色朱色1号(■ オレンジバーミリオン)。なお桜島線には6両編成存在した大和路線直通区間快速として、JR難波駅から加茂駅まで乗り入れる運用もあったが、2016年平成28年10月3日より221系置き換えられ消滅した関西では京阪神緩行線次いで投入され大阪環状線103系は、最初編成として1969年12月6両編成2本が森ノ宮電車区配置された。車体塗装103系で初のオレンジバーミリオン朱色1号となった1971年より103系で初となる8両編成化開始され1976年桜島線直通を除く全編成が8両編成となった。この増備では中間車新製投入とともに先頭車首都圏ATC化に伴って捻出されたATC非対応車が転入している。 103系増備により捻出された101系淀川電車区転属し、片町線の新性能化に充当された。1985年には京阪神緩行線への201系導入捻出された103系転入し、大阪環状線・桜島線とも全車両が103系となった国鉄分割民営化時、大阪環状線・桜島線の103系森ノ宮電車区8両編成28本、6両編成5本の254両がJR西日本継承された。大阪環状線では8両編成桜島線では6両編成運転されていた。桜島線運転用6両編成は、森ノ宮支所への入出区のため西九条駅-京橋駅間でも営業運転されていた。 1989年103系6両編成2本が淀川電車区転出し101系6両編成2本が淀川電車区より転入した101系桜島線での運用再開したが、101系営業運転1991年3月13日をもって終了した1995年には8両編成1本が体質改善40N工事プロトタイプ車として投入され1995年4月8日より営業運転開始した。他の車両に対しても翌1996年度より改造開始されている。2002年度以降工事内容簡素化した体質改善30N工事移行した2001年大阪市此花区テーマパークユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)が開業するに伴い桜島線ではユニバーサルシティ駅開業とともに西九条 - 桜島間に「JRゆめ咲線」の路線愛称付与された。大阪環状線桜島線直通運転実施されたほか、103系のうち桜島線折返し6両編成4本を体質改善40N車に揃えた(2本は日根野宮原奈良から転入上でUSJアトラクションにちなんラッピング施工された。生え抜き車からは2本が「パワーオブハリウッド号」と「アメリカ街並み風景号(後のスパイダーマン号)」となった2001年7月1日山陽本線兵庫 - 和田岬間(和田岬線)の電化用として、森ノ宮区の8両編成1本が6両編成短縮され2001年6月21日付で網干総合車両所明石支所転出した2005年からの京阪神緩行線への321系投入に伴い201系森ノ宮電車区転入した。これにより103系一部廃車奈良日根野電車区への転出が行われ、2007年時点8両編成11本、6両編成4本となった。この大転配の際に、体質改善40N車から2両の余剰廃車発生し2006年2月1日付けサハ103-486が、同年5月29日付けサハ103-410がそれぞれ廃車された。 2011年ダイヤ改正阪和線大和路線との直通快速列車増発され、環状運転列車減少したため、103系28両が日根野電車区転出した。これにより森ノ宮電車区103系8両編成は5編成減少し8両編成クハ高運転台車のみとなった2011年4月25日には大阪環状線1961年開業から50周年迎え103系1編成201系1編成記念ヘッドマーク掲出された。 2012年3月ダイヤ改正では、桜島線線内折返し列車USJラッピング車を含めて8両編成となった103系によるUSJラッピング2012年12月をもって終了し以後201系USJラッピング施工された。 2012年6月組織改組により、森ノ宮電車区車両吹田総合車両所森ノ宮支所所属となった。 「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として103系の1編成関西ラジオ局FM802」とJR西日本コラボレーションによる「OSAKA POWER LOOP」のラッピング施工され2014年6月1日より運行開始した2014年平成26年3月18日玉造駅隣接して開業した商業施設ビエラ玉造」は、大阪環状線103系モチーフにした外装デザインとなっている。 3扉車による快速直通運転増加で4扉車と3扉車が混在する中、整列乗車課題解消将来ホームドア設置への対応のため、4扉の103系201系2016年平成28年)より3扉ロングシート323系への置き換え決定した323系導入前2016年度初頭時点103系8両編成7本が存在したが、2016年12月24日323系営業運転開始より順次置き換え進められ2017年平成29年)度初頭時点103系稼働編成は2編成のみとなっていた。 103系最後に残った2編成のうち、「OSAKA POWER LOOP編成2017年平成29年9月7日営業運転終了したオレンジバーミリオン最後まで残った1編成も、形式数字の「103にちなん2017年10月3日最終運行となり、約48年間に及ぶ大阪環状線での103系運用終了した。また当編成引退同時にオレンジバーミリオン朱色1号)の103系稼働車が消滅した引退後先頭車クハ103形843・802号車京都鉄道博物館にて11月3日から6日まで展示された。当初大和路線ウグイス色103系展示される予定であった輸送上の都合によりクハ103形802号車変更された。

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大阪環状線・桜島線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:24 UTC 版)

国鉄101系電車」の記事における「大阪環状線・桜島線」の解説

大阪環状線国鉄中央線に次ぐ101系2番目の投入線区となり、城東線時代1960年10月に運転を開始した101系投入時は大阪 - 天王寺間が城東線大阪 - 桜島間が西成線路線であったが、境川信号場 - 西九条間の新線建設などにより1961年4月25日大阪環状線開業し西成線西九条 - 桜島間は桜島線改称された。塗装中央線同じくオレンジバーミリオンとなったが、72系など大阪地区旧性能電車大半1959年より中央線101系合わせたオレンジバーミリオン変更されていた。 当初中央線から転入電動車新製投入付随車組み込んだ6両編成3本投入され淀川電車区配置された。大阪環状線開業備えて1960年開設され淀川電車区森ノ宮派出所にも101系本格的に新製投入され森ノ宮派出所大阪環状線開業直前1961年4月1日森ノ宮電車区となった1962年6月には101系による大阪環状線の新性能化が完了している。 大阪環状線開業後しばらくは西九条 - 天王寺 - 大阪 - 西九条 - 桜島間の逆「の」の字運転であったが、西九条駅の旧西成線区間高架化により1964年3月より環状運転開始された。1968年3月ダイヤ改正では大阪環状線桜島線直通運転ラッシュ時除いて廃止され日中桜島線101系3両編成による区間運転となったため、首都圏より関西101系で初のクハ転入している。 1969年には103系6両編成2本が森ノ宮電車区配置され同年12月より101系混ざって運用入った1970年12月よりラッシュ時混雑緩和策として一部編成8両編成化が行われ、8両編成となった車両先頭車前面窓内側に「8」の数字掲出された。1973年には103系新製冷房車投入開始され捻出された101系関西本線電化開業用に転用された。 1976年には大阪環状線101系103系全車8両編成化完了し桜島線6両編成となった103系投入その後続けられ101系1979年10月大阪環状線編成での運用終了し以後桜島線編成のみの運用となった桜島線でも1985年3月ダイヤ改正103系置き換えられ森ノ宮電車区101系配置無くなったが、民営化後最後まで片町線残っていた101系2本が6両編成森ノ宮電車区転入し桜島線での運用復活した。この編成207系量産先行車第1編成)の導入による103系の転配によって置き換えられ1991年平成3年3月に同線での営業運転終了した4月29日には大阪環状線開通30周年記念したイベント電車歴史電車」が101系運転され、これを最後に1992年平成4年限り全廃となり、関西地区から101系姿を消した103系への改造車であるサハ103形750番台その後一部残存したが、2002年平成14年10月までに全車廃車となった

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