例と反例とは? わかりやすく解説

例と反例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/26 09:02 UTC 版)

Fσ集合」の記事における「例と反例」の解説

任意の閉集合明らかに Fσ-集合である。 有理数全体の成す集合 Q は実数全体の成す集合 R の Fσ-集合である。無理数全体の成す集合 P = R ∖ Q は R の Fσ-集合ではない。 チホノフ空間において、一点集合 {x} は閉集合となるから、任意の高々可算集合Fσ-集合になる。 距離化可能空間においては任意の開集合Fσ-集合になり、また任意の閉集合Gδ-集合になる。 座標平面 R2 上の点 (x, y) で x/y が有理数となるようなもの全体の成す集合 A は Fσ-集合である。これは A が原点通り傾き有理数あるよう直線の和 として書けことによる。ここで有理数全体の成す集合 Q が可算集合であることに注意

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例と反例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 01:11 UTC 版)

コルモゴロフ空間」の記事における「例と反例」の解説

数学普通に研究していて遭遇する位相空間というのは T0 になっていることが殆どである。特にすべてのハウスドルフ空間 (T2) およびT1-空間T0 である。

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例と反例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/15 09:31 UTC 版)

局所コンパクト群」の記事における「例と反例」の解説

任意のコンパクト群英語版)は局所コンパクトである。 任意の離散群英語版)は局所コンパクトである。したがって局所コンパクト群理論通常の群の理論を含む。任意の群には離散位相与えることができるからである。 局所的にユークリッド的リー群局所コンパクト群である。 ハウスドルフ位相線型空間局所コンパクトであることと有限次元であることは同値である。 有理数加法群 Q は実数部分集合として相対位相与えると局所コンパクトではない。離散位相与えると局所コンパクトである。 任意の素数 p に対して p 進数加法群 Qp局所コンパクトである。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/11 23:15 UTC 版)

形式的に実な体」の記事における「例と反例」の解説

実数体 R や有理数体 Q は形式的に実である。 一方複素数体 C は形式的に実でない(実際−1 = i2 は C の平方元である)。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/02 14:08 UTC 版)

第一可算的空間」の記事における「例と反例」の解説

普通に使われる空間のほとんどは第一可算的である。特に、距離空間はすべて第一可算的である。というのは、各点 x に対し、それを中心とする半径 1/n (n は正の整数) の開球の系列は x の可算基本近傍系となっている。 第一可算的でない空間の例として、補有限位相入れた (実数直線などの) 非可算集合がある。 別の反例としては順序数空間 ω1+1 = [0, ω1] がある。ここで ω1 は最小の非可算順序数である。 点 ω1 は [0, ω1) の極限点であるが、そのどんな可算点列持ってきても ω1 を極限として持てない。特に、 ω1+1 = [0, ω1] の点である ω1 は可算基本近傍系持てない部分空間である ω1 = [0, ω1) は第一可算的である。 商位相空間 R/N (実数直線上の自然数全体一つの点と見なし空間)は第一可算的でない。しかしながら、この空間には「任意の部分集合 A とその閉包任意の点 x に対し、A の点列で x に収束するものがある」という性質がある。このような性質をもつ空間フレシェ-ウリゾーン空間という。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/23 02:01 UTC 版)

二次閉体」の記事における「例と反例」の解説

複素数体は二次閉体である。より一般に任意の代数閉体二次閉である。 実数体は二次的に閉じていない。なんとなれば −1 の平方根存在しない任意の非負整数 n に亘る有限体 F 5 2 n {\textstyle \mathbb {F} _{5^{2^{n}}}} の合併二次閉だが代数閉でない体の例となる。 作図可能数体は二次閉だが代数閉でない。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 07:27 UTC 版)

Gδ集合」の記事における「例と反例」の解説

任意の開集合明らかに Gδ-集合である。 無理数全体 P は実数直線 R の Gδ-集合である。実際 P は、q が任意の有理数亙るときの一点集合 {q} の R における補集合すべての交わりとして表せる。 有理数全体 Q は実数直線 R の Gδ-集合ではない。実際、Q が開集合列 An の交わり書けるとすると、各 An は(Q が R において稠密ゆえ)何れも R において稠密なければならないが、上でやったように無理数全体集合 P は稠密開集合可算交叉として書けるから、P と Q との交わりをとれば R の稠密開集合可算交叉空集合となるものが存在することとなり、ベールの範疇定理反する。 R 上の至る所微分可能実数値函数導函数零点集合Gδ-集合である。この零点集合内部が空な稠密集合となることは、ポンペイウの構成法英語版)から示される。 より複雑な Gδ-集合の例は、次の定理から得られる定理 集合 D を区間 [0,1] 上で定義された、各点微分不可能な連続函数全体の成す集合とすると、D は区間 [0,1] 上の連続函数の成す集合 C([0,1]) において稠密で、距離空間としての C([0,1]) の Gδ-部分集合を含む

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:39 UTC 版)

可縮空間」の記事における「例と反例」の解説

任意のユークリッド空間可縮である。ユークリッド空間上の任意の星型領域可縮である。 ホワイトヘッド多様体英語版)は可縮である。 任意有限次元球面可縮でない。 無限次元ヒルベルト空間単位球面可縮である(英語版)。 部屋2つある家(英語版)は、直感的にはそう思えない可縮である空間標準的な例である。 Dunce hat英語版Hawaiian earring英語版上の錐は(錐なので)可縮だが、局所可縮ではなく局所単連結すらないすべての多様体CW複体局所可縮だが、一般に可縮ではない。

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例と反例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:36 UTC 版)

漸近的に平坦な時空」の記事における「例と反例」の解説

孤立した物体モデル化した時空のみが漸近的平坦性満たす。たとえば均一な時空である FRW ダストモデルは漸近的に平坦な時空とは対極にある。 漸近的に平坦な時空単純な例としてシュワルツシルト真空挙げられる。より広くは、カー解漸近的平坦性満たす。しかし、もう一つ良く知られシュワルツシルト真空一般化である NUT 真空漸近的平坦性満たさない。より単純な一般化であり、ド・ジッター宇宙置かれ球対称有限質量物体モデル化するシュワルツシルト・ドジッター・ラムダ真空解(英語版)(またはケトラー解)は漸近的に平坦ではない。 一方漸近的平坦性満たすものとして、ワイル真空およびそれに回転加えた一般化であるエルンスト真空静的かつ軸対象漸近的に平坦な真空全般)が重要である。これらの多様体大幅に単純化され偏微分方程式系の解空間を成し計量明示的に(たとえば回転楕円体チャート上で多重展開(英語版)により書き下すことができる。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 07:17 UTC 版)

リース空間」の記事における「例と反例」の解説

実数全体の成す集合 R は通常の大小関係 "≤" に関してリース空間を成す。 実数の n-組全体の成す集合 Rn成分ごと大小関係から定まる順序に関してリース空間を成す。 実数全体の成す集合 RN成分ごと大小関係から定まる順序に関してリース空間を成す。 0 に収斂する実数全体の成す集合 c0成分ごと大小関係から定まる順序に関してベクトル束を成す。 1 ≤ p < ∞ なる p に対する、p-乗総和能実数列全体の成す集合 lp成分ごと順序から定まる順序に関してベクトル束を成す。 有界実数全体の成す集合 l∞ は成分ごと大小関係から定まる順序に関してベクトル束を成す。 集合 X 上のコンパクト台つき実数連続函数全体の成す集合 Cc(X; R) は、点ごと大小関係定まる半順序 f ≤ g ⟺ f ( x ) ≤ g ( x )  for  ∀ x ∈ X {\displaystyle f\leq g\iff f(x)\leq g(x){\text{ for }}\forall x\in X} に関してベクトル束を成す。 区間 [a, b] 上の連続函数全体の成す集合 C[a, b] は点ごと大小関係定まる半順序に関してベクトル束を成す。 区間 [a, b] 上の連続的微分可能函数全体の成す集合 C1[a, b] は順序線型空間を成すが、ベクトル束にはならない

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