ヨモギギクとは? わかりやすく解説

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よもぎ‐ぎく【×艾菊】

読み方:よもぎぎく

キク科多年草。高さ約70センチ全体強い臭気があり、羽状深く切れ込む。夏、黄色の花を多数つける。ヨーロッパ・シベリアに分布タンジー


ヨモギギク

ヨモギギク
科名 キク科
別名: タンジー・エゾヨモギギク
生薬名: -
漢字表記 蓬菊
原産 ユ-ラシア
用途 日本では北海道のみ自生する多年草頭花のみを採取し食欲増進健胃回虫駆除などに煎じて服用する。ヨ-ロッパヨモギギクの変種とみられます。
学名: Tanacetum vulgare L.
   

蓬菊

読み方:ヨモギギク(yomogigiku)

キク科多年草薬用植物

学名 Chrysanthemum vulgare


タンジー

(ヨモギギク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/08 18:23 UTC 版)

タンジー
タンジー
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: ヨモギギク属 Tanacetum
: ヨモギギク T. vulgare
学名
Tanacetum vulgare
和名
ヨモギギク(蓬菊)
英名
Tansy

タンジー学名Tanacetum vulgare)は、キク科の多年生草本。ヨーロッパからアジアにかけて分布する。和名はヨモギギク(蓬菊)。日本では変種とされるエゾヨモギギクが北海道に自生している[1]

特徴

強い香りを持つ植物である。

  • 葉:羽状複葉で鋸歯がある。互生。長さは10〜15センチ程度。羽状の裂片が7〜8組ほどに分かれる。一組の裂片は、さらに小さな鋸状の裂片に分かれ、シダの葉のような外観を呈することもある。
  • 茎:丈夫で根元は赤みがかっており、表面は滑らかで直立する。草丈は50〜150cmほど。
  • 花:先端近くで枝分かれして花をつける。夏の中ごろから終わりにかけて、先端部に放射状に密集したボタン状の黄色い花を複数個咲かせる。
タンジー

用途

  • 古来から、薬草として使用されてきた。
  • 西洋では台所の入り口に植えられ、アリなどの虫除けとして使用されてきた。
  • 少量をプディングやオムレツの風味付けに用いていた。

毒性

  • 全体に毒性を持つ成分が含まれている。葉や花を大量に用いた場合は、より毒性が強いと言われている[誰によって?]
  • タンジーから採った精油にはツヨン(アブサン酒の主要成分)よりも強い毒性があり、痙攣、嘔吐、および子宮からの出血を引き起こす場合がある。重篤な場合、呼吸停止や多臓器不全に至り死亡することもある。現在のところ毒性成分の詳細や作用機序は、よく分かっていない。
  • 上記の作用から、タンジーは西洋で堕胎薬としても使われていたが、危険性が高いため現在は殆んど行われていない。
  • 人体に直接用いることは避け、ポプリの材料としてその香りを楽しむ、あるいは虫除けに使うのが無難である。

花言葉

  • 挑戦、抵抗、敵意、(婦人の)美徳

脚注

  1. ^ 基本ハーブの事典 東京堂出版 北野佐久子 2005年p94-96

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