TIGER & BUNNY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 03:13 UTC 版)
劇場アニメ
The Beginning
劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning- | |
---|---|
監督 | 米たにヨシトモ |
脚本 | 西田征史 |
原作 | サンライズ |
出演者 |
平田広明 森田成一 |
音楽 | 池頼広 |
主題歌 |
UNISON SQUARE GARDEN 『リニアブルーを聴きながら』 |
撮影 | 田中唯 |
編集 | 奥田浩史 |
製作会社 |
T&B MOVIE PARTNERS サンライズ |
配給 |
松竹 ティ・ジョイ |
公開 |
2012年9月22日 2022年1月21日(4DX)[72] |
上映時間 | 93分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5億9500万円[73] |
次作 | 劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- |
2012年9月22日に公開。テレビシリーズの第1話と第2話をベースに、新作カットや第2話と第3話の間に起こった新規エピソードを盛り込んでいる。あくまでも第1話・第2話を置き換える作品なので、登場人物の人間関係などは第3話へ繋がるように描かれている[74]。5週連続企画の入場者特典として、“HEROカード”を週代わりで2種ずつ、5週に渡り全10種を配布。また、映画の最後には公式サイトでの人気投票ベスト5のヒーローが順番に登場する映像が週代わりで上映された。遅れ公開劇場は3週に短縮され、1・2週目と3・4週目をまとめて配布・上映している[75]。
キャッチコピーは「本物のヒーローが、ここにいる」。
全国70スクリーンという小規模公開ながら、2012年9月22日、23日の土日2日間で興収7,384万2,900円、動員4万9,073人を記録し、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第5位となっている。更に全国113館でライブビューイング上映された公開初日イベント『WORLD PREMIERE』でも興収4,381万2,000円、動員2万4,340人を記録し、イベント上映分も含めると累計興収1億1,765万4,900円、累計動員7万3,413人となり、興収別ランキングでは3位を記録した[76]。
2013年12月から2014年1月にかけ、後述の『The Rising』公開を記念して各局でテレビ放送された際には、本編終了後にテレビシリーズの第3話から最終話までを5分間で解説するダイジェストも流された。
登場人物(The Beginning)
- ロビン・バクスター
- 声 - 山口勝平
- シュテルンビルトの街に突如現れたNEXT犯罪者。ローラースケーターのようなスーツを着込んだ青年であり、相手を小馬鹿にした口調で喋る。
- NEXT能力は「所在転換」。自身の視界内にいる人間なら、どこにいようとも自身と位置を変えることができる。この能力とインラインスケートによる身軽な動きを駆使し、逃走する。世界各地で窃盗事件を起こしているが、その能力ゆえに一度も警察に捕まっていない。
- かつてMr.レジェンドが凶悪犯から取り返したシュテルンビルトの平和の象徴であるトロフィー「スタチュー・オブ・ジャスティス」を盗み出し、自身の能力で警察やヒーローたちも翻弄したうえ、人の多い遊園地へ逃げ込むことで逃走を図ったが、ヒーロースーツを囮にしたバーナビーの作戦で所在転換を封じられ、捕まえられる。
スタッフ(The Beginning)
- 企画・原作・制作 - サンライズ
- 監督 - 米たにヨシトモ
- 脚本・ストーリーディレクター - 西田征史
- キャラクター原案・ヒーローデザイン - 桂正和
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 羽山賢二、板垣徳宏
- デザインワークス - 小曽根正美
- メカデザイン - 安藤賢司
- 企画協力 - さとうけいいち
- 絵コンテ - 竹内浩志、寺岡巌、中澤勇一、米たにヨシトモ
- 演出 - 吉沢俊一、北村真咲、綿田慎也
- 作画監督 - 渡邉元子、山本美佳、板垣徳宏、実原登、井畑翔太、津幡佳明、中野圭哉
- 色彩設計 - 永井留美子
- 美術デザイン - 児玉陽平
- 美術監督 - 大久保錦一
- SDCGディレクター - 笹川恵介
- 撮影監督 - 田中唯、後藤春陽
- 編集 - 奥田浩史
- 音響監督 - 木村絵理子
- 音楽 - 池頼広
- プロデューサー - 田村一彦、松井千夏
- 製作 - T&B MOVIE PARTNERS(サンライズ、バンダイビジュアル、トイズファクトリー、松竹、ティ・ジョイ、バンダイ、毎日放送、アサツー ディ・ケイ)
- 配給 - 松竹、ティ・ジョイ
主題歌(The Beginning)
- 主題歌「リニアブルーを聴きながら」
- 歌 - UNISON SQUARE GARDEN
- ビルボードジャパンのHotAnimationチャート10月1日付けで首位を獲得した[77]。
- オープニングテーマ「アースダイバー」
- 歌 - NOVELS
- 挿入歌「約束」
- 歌 - Rihwa
公開記念特別番組(The Beginning)
『The Beginning』の公開に合わせ、特別番組『芸能界タイバニ部 部長 東野幸治』がテレビ放送された。
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
宮城県 | 東北放送 | 2012年9月16日 | 日曜 25:25 - 25:55 | TBS系列 | |
福岡県 | テレビ西日本 | 2012年9月18日 | 火曜 26:30 - 27:00 | フジテレビ系列 | |
岡山県 香川県 |
テレビせとうち | 2012年9月20日 | 木曜 24:58 - 25:28 | テレビ東京系列 | |
東京都 | TOKYO MX | 2012年9月21日 | 金曜 20:30 - 21:00 | 独立局 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 金曜 26:00 - 26:30 | フジテレビ系列 | テレビシリーズは三重テレビで放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | 金曜 26:45 - 27:15 | テレビ朝日系列 | ||
広島県 | 広島ホームテレビ | 2012年9月22日 | 土曜 6:00 - 6:30 | ||
静岡県 | 静岡第一テレビ | 土曜 27:15 - 27:45 | 日本テレビ系列 | ||
富山県 | チューリップテレビ | 2012年9月25日 | 火曜 25:45 - 26:15 | TBS系列 | |
北海道 | 北海道放送 | 2012年9月27日 | 木曜 深夜 | ||
日本全域 | アニマックス | 2012年9月27日 | 木曜 22:00 - 22:30 | BS/CS放送 | リピート放送あり |
2012年9月29日 | 土曜 22:00 - 22:30 | 無料放送 | |||
近畿広域圏 | 毎日放送 | 土曜 25:58 - 26:28 | TBS系列 | ||
愛媛県 | 南海放送 | 2012年9月30日 | 日曜 25:50 - 26:20 | 日本テレビ系列 | |
山梨県 | テレビ山梨 | 日曜 26:05 - 26:35 | TBS系列 | ||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | 2012年10月4日 | 木曜 26:50 - 27:20 | テレビ朝日系列 | |
日本全域 | BS11 | 2012年10月6日 | 土曜 23:00 - 23:30 | 独立系BS放送 | |
熊本県 | テレビ熊本 | 2012年10月7日 | 日曜 26:05 - 26:35 | フジテレビ系列 | |
石川県 | 石川テレビ | 2012年10月14日 | 日曜 25:35 - 26:05 |
太字表記はテレビシリーズの放送局。
The Rising
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- | |
---|---|
監督 | 米たにヨシトモ |
脚本 | 西田征史 |
原作 | サンライズ |
出演者 |
平田広明 森田成一 |
音楽 | 池頼広 |
主題歌 |
UNISON SQUARE GARDEN 「harmonized finale」 |
撮影 |
田中唯 後藤春陽 |
編集 | 奥田浩史 |
製作会社 |
T&B MOVIE PARTNERS サンライズ |
配給 |
松竹 ティ・ジョイ |
公開 |
2014年2月8日 2022年2月4日(4DX)[72] |
上映時間 | 108分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 7億4300万円[78] |
前作 | 劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning- |
2014年2月8日公開[注釈 4]。テレビシリーズ最終回後のストーリーを描く完全新作映画となる。
キャッチコピーは「己の正義 己の守るべきもの」。
全国94スクリーンで公開され、2014年2月8、9日の初日2日間で興収1億3,047万9,900円、動員7万3716人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位を記録[79]。また、ぴあの調査による初日満足度ランキングでは満足度92.1を獲得して第1位となっている。
前作と同様に上映館での週替わりイベントとして、ヒーローカードの配布とショートムービー『これを見れば更に映画が面白くなるTIGER & BUNNYの用語解説』の上映が行われている。2014年2月14日には、新宿ピカデリーでの上映後に同年3月14日公開予定の映画『ロボコップ』から主役のロボコップが登壇し、ワイルドタイガーと並び立つというクロスオーバーイベントが実現した[80]。
東京アニメアワードフェスティバル 2015 アニメ・オブ・ザ・イヤー アニメファン賞受賞[81]。
あらすじ(The Rising)
- マーベリック事件から1年後。能力減退を機にヒーローを引退したベテランヒーロー:ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹と彼と共に引退した新人ヒーローのバーナビー・ブルックスJr.は、2部リーグのヒーローとして復帰し、相変わらず言い争いながらも街の事件の解決に注力していた。そんな中バーナビーは、HERO・TVで活躍する1部ヒーローのメンバーの活躍を見て、1部への復帰を口にしていた。
- 一方、ワイルドタイガーとバーナビーが所属するアポロンメディアは、カリスマ実業家であるマーク・シュナイダーを新オーナーに迎え入れ、マーベリック事件での痛手を回復するべく会社の立て直しを図っていた。その一環としてシュナイダーは、バーナビーの1部リーグへの復帰を決定させるが、バーナビーの相棒はワイルドタイガーではなく、アポロンメディアの新ヒーローであるゴールデンライアン(ライアン・ゴールドスミス)であった。
登場人物(The Rising)
- マーク・シュナイダー(Mark Schneider)
- 声 - 大塚芳忠
- マーベリック事件後に経営が傾いているアポロンメディアの新オーナー。若くして事業を起こし、成功しているカリスマ実業家。普段は飄々とした軽い雰囲気だが、己の利益などのためには冷酷な一面を見せる。
- ヴィルギル・ディングフェルダー(Virgil Dingfelder) / アンドリュー・スコット(Andrew Scott)
- 声 - 平川大輔
- シュナイダーの秘書。上司の命令を至上とし、理不尽な業務も的確にこなす。実はNEXT能力者で、NEXT能力は「金属を引きつける能力」。その正体は、「スコットシステム」という小さな会社の社長の一人息子であった。幼い頃に父親の事業にシュナイダーが協力したことで会社は急成長を遂げ、父親は時の人となった。しかしある日、なんの前触れもなく父親は自殺してしまう。その後父親の死の真相を探った結果、父親がシュナイダーによって騙された挙げ句に会社を買収され、彼の不正投資の証拠を揉み消すために利用されていたことを突き止め、シュナイダーへの復讐を決意する。
- リチャード・マックス(Richard Max)
- 声 - 小山力也
- シュテルンビルトに迫り来る新たなる敵。NEXT能力者。屈強な肉体と、「大音量の咆哮で攻撃する」というNEXT能力で複数のヒーローに対しても互角に立ち回る。
- カーシャ・グラハム(Kasha Graham)
- 声 - 水樹奈々
- シュテルンビルトに迫り来る新たなる敵。NEXT能力者。チャクラムと「分身を作り出す」というNEXT能力でヒーローたちを苦しめる。
- ジョニー・ウォン(Johnny Wong)
- 声 - 麦人
- シュテルンビルトに迫り来る新たなる敵。NEXT能力者。「光球で相手を昏睡させて悪夢を見せる」という強力なNEXT能力を持つ他、見た目に似合わずに多節棍を使った肉弾戦の実力も凄腕の一言。
スタッフ(The Rising)
- 企画・原作・制作 - サンライズ
- 監督 - 米たにヨシトモ
- 脚本・ストーリーディレクター - 西田征史
- キャラクター原案・ヒーローデザイン - 桂正和
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 羽山賢二、板垣徳宏、山本美佳
- デザインワークス - 小曽根正美
- メカデザイン - 安藤賢司
- 色彩設計 - 永井留美子
- 美術設定 - 児玉陽平
- 美術監督 - 大久保錦一
- 3DCGディレクター - 笹川恵介
- 撮影監督 - 田中唯、後藤春陽
- 編集 - 奥田浩史
- 音響監督 - 木村絵理子
- 音楽 - 池頼広
- 製作 - T&B MOVIE PARTNERS(サンライズ、バンダイビジュアル、トイズファクトリー、松竹、ティ・ジョイ、バンダイ、毎日放送、アサツー ディ・ケイ)
- 配給 - 松竹、ティ・ジョイ
主題歌(The Rising)
- 主題歌「harmonized finale」
- 歌 - UNISON SQUARE GARDEN
- オープニングテーマ「ネメシス」
- 歌 - NOVELS
注釈
- ^ 3人の誕生日にバーナビーが誕生した時の体重3329グラムを加えた数字列。
- ^ 第1話から第22話までは「毎日放送」と表記されていたが、最後の3話分は同局のロゴマーク変更に伴い、MBSの略称が使用された。
- ^ 実在の企業名・商品名やロゴ(商標)を映し込むのは「宣伝行為」とみなされ、そのままの放送は違法行為となる。
- ^ 当初は2013年秋公開予定とされていた(「劇場版 TIGER & BUNNY」第1弾は9月全国ロードショー アニメ!アニメ!ビズ 2012年2月7日)/(『TIGER&BUNNY』劇場版第2弾は完全新作 来年秋に公開 ORICON STYLE 2012年9月26日)。2013年4月26日に「クオリティを上げるための決断」として、公開日が正式決定された。
出典
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- ^ ヒーローの胸や腕に企業ロゴ 劇中にも広告を出す新アニメ 日経エンタテインメント! 2011年2月号
- ^ @TIGERandBUNNYの2011年3月10日のツイート、2018年1月11日閲覧。
- ^ バンダイナムコピクチャーズ/T&B PARTNERS (2020年4月3日). “TIGER&BUNNY22022年新シリーズスタート!”. 2020年4月3日閲覧。
- ^ バンダイナムコピクチャーズ/T&B PARTNERS (2020年4月3日). “TIGERandBUNNY 【完全新作続編!】『TIGER & BUNNY 2』2022年シリーズ開始!”. 2020年4月3日閲覧。
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- ^ 「まどマギ」「タイバニ」テレビ局から見たヒットの背景【後編】その4
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- ^ アニメ25話
- ^ 第23話中のパーソナルデータより。
- ^ @TIGERandBUNNY (2017年10月30日). "本日10/31はバーナビー・ブルックス Jr.の誕生日です!". X(旧Twitter)より2018年3月3日閲覧。
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- ^ 炭火で焼肉が食べたい 「牛角」|TIGER & BUNNY 牛角×ロックバイソンキャンペーン(2011年11月3日時点のアーカイブ) 牛角公式サイト、2011年12月9日閲覧。
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- ^ 名前は作中の殺害事件を報じる新聞記事から。[要文献特定詳細情報]
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- ^ 2018年5月8日『TIGER & BUNNY』ハリウッド実写映画化プロジェクト GLOBAL ROAD ENTERTAINMENTと名匠アキヴァ・ゴールズマンを迎え新たなパートナーシップで製作へ (PDF)
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固有名詞の分類
アニメ作品 た |
大YAMATO零号 楽しいダックタウン TIGER & BUNNY タイタニア 大魔法峠 |
2011年のテレビアニメ |
夢喰いメリー ほんとにあった!霊媒先生 TIGER & BUNNY へうげもの 30歳の保健体育 |
毎日放送の深夜アニメ |
戦国BASARA テイルズ オブ ジ アビス TIGER & BUNNY バスカッシュ! 地獄少女 |
桂正和 |
I・R・I・A ZEIRAM THE ANIMATION I"s 超機動員ヴァンダー TIGER & BUNNY ZETMAN 桂正和短編集 |
- TIGER & BUNNYのページへのリンク