黒川駅 (神奈川県)とは? わかりやすく解説

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黒川駅 (神奈川県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/06 14:36 UTC 版)

黒川駅
北口(2012年1月22日)
くろかわ
Kurokawa
OT 02 栗平 (1.3 km)
(0.8 km) はるひ野 OT 04
所在地 川崎市麻生区南黒川4-1
駅番号 OT03
所属事業者 小田急電鉄
所属路線 多摩線
キロ程 4.1 km(新百合ヶ丘起点)
新宿から25.6 km
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[小田急 1]8,303人/日
-2022年-
開業年月日 1974年昭和49年)6月1日
テンプレートを表示
南口(2007年2月21日)

黒川駅(くろかわえき)は、神奈川県川崎市麻生区南黒川にある、小田急電鉄多摩線である。駅番号OT 03

歴史

年表

駅名の由来

当時の駅所在地の地名「黒川」より。

駅構造

ホーム(2021年11月24日)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅橋上駅舎を備える。

2006年(平成18年)1月31日に駅舎がリニューアルされる際、旅客上屋太陽光発電用発電パネルが新設され、自動券売機自動改札機の電力に利用されている[7]2010年度(平成22年度)には、改札口に行先案内表示器が設置された[8]

2012年度(平成24年度)に、各停を10両化出来るようホームを唐木田方面へ延伸する工事が行われた[9][10]。この延長部分は人が1人入れる程の幅となっており、トンネル越しにはるひ野駅・若葉台駅を見ることが可能。

のりば

ホーム 路線 方向 行先[11]
1 多摩線 下り 唐木田方面
2 上り 新百合ヶ丘新宿 千代田線方面
  • 2025年3月改正以降、日中時間帯は急行が10分間隔で毎時6本発着する。(新宿駅発着・千代田線直通どちらも20分間隔で毎時3本ずつ)


利用状況

2022年度(令和4年度)の1日平均乗降人員8,303人である[小田急 1]。小田急線70駅中64位であり、多摩線では最も少ない。

近年の乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[12]
年度 1日平均
乗降人員[13]
1日平均
乗車人員[14]
出典
1979年(昭和54年) 586
1982年(昭和57年) 659
1987年(昭和62年) 1,151
1995年(平成07年) 1,543
1996年(平成08年) 1,597
1997年(平成09年) 1,677
1998年(平成10年) 1,636
1999年(平成11年) 1,757
2000年(平成12年) 2,189
2001年(平成13年) 2,252
2002年(平成14年) 2,534
2003年(平成15年) 5,907 2,811
2004年(平成16年) 6,152 2,987
2005年(平成17年) [小田急 2]6,064 2,954
2006年(平成18年) [小田急 3]6,606 3,307
2007年(平成19年) [小田急 4]7,761 3,718
2008年(平成20年) [小田急 5]8,265 4,134
2009年(平成21年) [小田急 6]8,204 4,106
2010年(平成22年) [小田急 7]8,307 4,170
2011年(平成23年) [小田急 8]8,250 4,133
2012年(平成24年) [小田急 9]8,366 4,173
2013年(平成25年) [小田急 10]8,395 4,158
2014年(平成26年) [小田急 11]8,247
2015年(平成27年) [小田急 12]8,245 4,142 [神奈川県統計 1]
2016年(平成28年) [小田急 13]8,382 4,184 [神奈川県統計 2]
2017年(平成29年) [小田急 14]8,476 4,239 [神奈川県統計 3]
2018年(平成30年) [小田急 15]8,582 4,293 [神奈川県統計 4]
2019年(令和元年) [小田急 16]8,731 4,382 [神奈川県統計 5]
2020年(令和02年) [小田急 17]7,081 3,544 [神奈川県統計 6]
2021年(令和03年) [小田急 18]7,637 3,816 [神奈川県統計 7]
2022年(令和04年) [小田急 1]8,303

駅周辺

駅周辺には、小規模集合住宅、住宅、児童公園がある。近隣には川崎市が開発したかわさきマイコンシティと呼ばれる工業団地[15]があるため、工業団地の利用者が多く、南口からはマイコンシティを循環するバスがある。2016年には川崎市と小田急電鉄株式会社との「小田急沿線まちづくり」に 関する包括連携協定を締結し、オープンスペース等の活用が進められた[16]

北口周辺には会社が集まっており、北口から京王相模原線若葉台駅まで徒歩約10分で行ける。かつて小田急マルシェ黒川があったが後に閉店し、跡地には読売日本交響楽団練習所が建設された。北口から鶴川街道沿いには小規模な商店及びコンビニが点在している。鶴川街道を挟んだ黒川地区の一部は市街化調整区域に指定されているために開発を逃れ、多くの自然が残されている。

南口周辺は以前まで空地が広がり閑散としてたが、2019年(令和元年)5月には小田急電鉄が空地の一部を活用し、シェアオフィスを核とする複合施設「ネスティングパーク黒川」を整備し、コンビニ(2022年(令和4年)4月30日閉店)や飲食店などの店舗も入居している[17]2024年(令和6年)11月29日には、駅前の空地に商業施設「フォレストモール川崎黒川」が開業した[18]

北口

南口

バス路線

路線バスは駅前へ乗り入れておらず、南黒川第2公園の階段を降りて鶴川街道沿いの高架下にある「黒川」停留所が最寄りとなる。以下の路線が小田急バス神奈川中央交通により運行されている。朝夕のみマイコンシティ区内社員向け送迎バスと桐光学園スクールバスが南口ロータリーへ乗り入れる。

鶴川・柿生方面(鶴川街道・黒川駅側)

稲城・調布方面(鶴川街道・道路向かい側)

  • 神奈中 [鶴21] 若葉台駅行
  • 小田急 [若11] 若葉台駅行(休日1本)
  • 小田急 [柿24] 稲城駅行(若葉台駅非経由) / 駒沢学園行(同、平日・土曜1本) / 調布駅南口行(同、休日1本) / はるひ野駅入口経由 若葉台駅行(休日1本) / 下黒川行(最終1本)

隣の駅

小田急電鉄
多摩線
快速急行・通勤急行
通過
急行・各駅停車
栗平駅 (OT 02) - 黒川駅 (OT 03) - はるひ野駅 (OT 04)

脚注

注釈

  1. ^ BGM導入前はビープ音が用いられていた[5]

出典

  1. ^ 「小田急多摩線きょう開業 新百合ヶ丘 - 永山間」『交通新聞』交通協力会、1974年6月1日、2面。
  2. ^ 12月11日(土)、小田急線のダイヤ改正を実施 -複々線化区間の延伸、新種別の導入で所要時間が短縮します-』(プレスリリース)小田急電鉄、2004年10月6日。オリジナルの2005年3月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20050308101903/http://www.d-cue.com/cgi-bin/info/pg02348.pl?key=869&info_kubun=d-cue&mode=online2021年5月4日閲覧 
  3. ^ 代々木上原 - 登戸間の「複々線化」により小田急の通勤が変わる! 2018年3月、新ダイヤでの運行開始 〜ラッシュピーク混雑率150%、町田〜新宿間の最大12分短縮を実現〜 〜快速急行の登戸停車や列車種別の新設で、都心へのアクセス向上〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2017年11月1日。オリジナルの2019年4月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190415221739/http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8701_5820170_.pdf2021年5月4日閲覧 
  4. ^ 読売日本交響楽団の音楽で駅空間を快適に!「黒川駅 駅構内BGM・列車接近メロディ」を導入します 〜川崎市麻生区の芸術のまちづくりを推進〜』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄/公益財団法人読売日本交響楽団、2018年10月25日。オリジナルの2020年12月8日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201208172528/https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001deh0-att/o5oaa1000001deh7.pdf2020年12月21日閲覧 
  5. ^ JRの定番「駅メロ」はモーツァルトがお手本だった…クラシックと駅との深い関係 : 音楽 : エンタメ・文化 : ニュース”. 読売新聞オンライン (2021年12月23日). 2021年12月23日閲覧。
  6. ^ a b 2025年3月15日(土) 小田急線はダイヤ改正します 現行ダイヤをベースに、平日夜間の特急増発や、停車駅変更で分かりやすさの向上など』(PDF)(プレスリリース)小田急電鉄、2024年12月13日。オリジナルの2024年12月14日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20241214041819/https://www.odakyu.jp/news/h3de7600000005ka-att/h3de7600000005kh.pdf2024年12月31日閲覧 
  7. ^ 小田急多摩線5駅で太陽光発電システムを導入”. 2015年8月21日閲覧。
  8. ^ 小田急電鉄 2010年度の鉄道事業設備投資計画 ②.行先案内表示装置の新設” (pdf). 2010年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年5月10日閲覧。
  9. ^ 2012年度の鉄道事業設備投資計画 輸送サービスの向上に291億円” (PDF). 小田急電鉄. 2012年5月10日閲覧。
  10. ^ 「各駅停車の10両化に向けた工事を進めます!」ODAKYU VOICE Station 2012年度鉄道事業設備投資計画 2012年5月21日発行
  11. ^ 黒川駅のご案内 駅立体図”. 小田急電鉄. 2023年6月4日閲覧。
  12. ^ 神奈川県県勢要覧
  13. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  14. ^ 川崎市統計書
  15. ^ かわさきマイコンシティアクセス”. 川崎市 (2015年5月13日). 2020年7月6日閲覧。
  16. ^ 川崎市と小田急電鉄株式会社との「小田急沿線まちづくり」に 関する包括連携協定を締結します』(プレスリリース)2016年11月15日http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8518_3120131_.pdf2020年7月6日閲覧 
  17. ^ 郊外での新たなライフスタイルを提案する複合施設5月10日(金)、「ネスティングパーク黒川」開業”. 小田急電鉄 (2019年4月25日). 2021年1月26日閲覧。
  18. ^ 「フォレストモール川崎黒川」2024 年 11 月 29 日(金) グランドオープン”. フォレストモール (2024年11月1日). 2024年11月21日閲覧。
  19. ^ 明治大学黒川農場交通アクセス”. 明治大学. 2012年5月10日閲覧。
神奈川県県勢要覧
  1. ^ 県勢要覧平成28年度版” (PDF). 神奈川県. p. 247. 2021年8月22日閲覧。
  2. ^ 県勢要覧平成29年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
  3. ^ 県勢要覧平成30年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
  4. ^ 県勢要覧令和元年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2021年8月22日閲覧。
  5. ^ 県勢要覧令和2年度版” (PDF). 神奈川県. p. 223. 2023年6月19日閲覧。
  6. ^ 県勢要覧令和3年度版” (PDF). 神奈川県. p. 215. 2023年6月19日閲覧。
  7. ^ 県勢要覧令和4年度版” (PDF). 神奈川県. p. 219. 2023年6月19日閲覧。
小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 鉄道部門:駅別乗降人員・輸送人員ほか”. 小田急電鉄. 2023年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月30日閲覧。
  2. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2006年12月31日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  3. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2008年2月9日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  4. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2008年12月5日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  5. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2010年3月28日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  6. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2010年7月19日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  7. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2012年4月4日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  8. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2013年2月18日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  9. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2014年7月7日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  10. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2015年2月5日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  11. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2016年4月30日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  12. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2016年10月4日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  13. ^ 1日平均乗降人員 - ウェイバックマシン(2017年8月3日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  14. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2019年5月15日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  15. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年4月24日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  16. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2020年11月1日アーカイブ分)、2021年8月22日閲覧
  17. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧
  18. ^ 鉄道部門:1日平均駅別乗降人員 - ウェイバックマシン(2022年8月1日アーカイブ分)、2022年8月14日閲覧

報道

関連項目

外部リンク




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