村岡花子
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関連作品
- 「花子からおはなしのおくりもの」 朗読:村岡花子(2014年4月16日発売、ユニバーサルミュージック)UICZ-4301
関連ドラマ
- 花子とアン(NHK連続テレビ小説 / 2014年度上半期)
関連項目
- 村岡儆三 - 花子の夫。
- 村岡斎 - 儆三の弟。花子の義弟。兄と共に福音印刷を経営するも関東大震災で死亡。
- 村岡平吉 - 花子の岳父。聖書の印刷で知られ、「バイブルの村岡さん」と呼ばれる。1898年に福音印刷合資会社を設立する。
- 村岡みどり - 花子の養女(花子の妹の梅子の娘[24])。翻訳家・歌人。
- 村岡美枝 - 花子の孫(実際には義理の孫で大姪)。みどりの娘。翻訳家・英米文学者。アンシリーズ最終巻『アンの想い出の日々』(原題:The Blythes Are Quoted )を翻訳。
- 村岡恵理 - 花子の孫(実際には義理の孫で大姪)。みどりの娘。美枝の妹。作家。著書『アンのゆりかご -村岡花子の生涯-』は前述のテレビドラマ『花子とアン』の原案となる。美枝と共に赤毛のアン記念館・村岡花子文庫を主宰。
- 村岡希美 - 花子の姪孫[25](儆三の弟の孫[24])。女優。前述の『花子とアン』にも出演[26]。
- 柳原白蓮 - 東洋英和女学校在学時の同級生で、花子の「腹心の友」とされる。
- イザベラ・ブラックモーア - 東洋英和女学校在学時の校長。花子が薫陶を受ける。
- 加茂令子 - 東洋英和女学校在学時の寄宿舎監。裁縫教師。
- 佐佐木信綱 - 花子の古典文学の師。
- 広岡浅子 - 広岡が御殿場・二の岡で開催した夏期勉強会に、山梨英和女学校教師時代の花子が1916年から参加。花子が作家の道を志すきっかけになったとされる[27]。
- 片山廣子(松村みね子) - 花子に童話の執筆や『王子と乞食』の翻訳を勧める。
- 山室軍平 - 救世軍日本司令官。花子が儆三と出会うきっかけとなった『モーセが修学せし國』の翻訳を依頼。その後、花子は救世軍の伝道集会にもゲストで呼ばれている。
- ヘレン・ケラー - 来日時に花子が通訳を務める。
- 小池喜孝 - 元三笠書房編集者。邦題『赤毛のアン』の命名者。
- 中村佐喜子 - 角川文庫版『赤毛のアン』の訳者。花子訳の新潮文庫版と並ぶロングセラーとなった。
- 熊井明子 - 花子が『赤毛のアン』シリーズの『アンの友達』の中で「雑香」と訳した「ポプリ」を日本に紹介[28][29]。
- 秋山ちえ子 - 「ラジオのおばさん」の後継者。花子の1年後にNHK出演を開始し、TBSラジオに移り長年放送を担当。
- 子供の時間[23] - 戦前のNHKの子供向け報道番組。戦後の同目的の番組である『週刊こどもニュース』との間に直接的なつながりはない。
- 道雄文庫ライブラリー - 花子が創設した日本初の家庭図書館。道雄は花子の早世した息子の名。
- 赤毛のアン記念館・村岡花子文庫 - 大森の自宅跡に開設された文学館。
脚注
- ^ “第182回 小机が生んだ印刷王-バイブルの村岡さん-”. 公益財団法人 大倉精神文化研究所. 2014年5月19日閲覧。
- ^ “学院史料展示-村岡花子と東洋英和-”. 学校法人 東洋英和女学院. 2014年5月19日閲覧。
- ^ 「腹心の友」となる二人の友情については白蓮の自伝にもあり、また、村岡の「静かなる青春」「此頃の白蓮夫人に」などがある(ともに『村岡花子と赤毛のアンの世界』河出書房新社所収)
- ^ 佐佐木幸綱「短歌と出合う」(『村岡花子とアンへの道』pp.56-59)によれば、若い頃は熱心で「うら若きをとめ十九の初春はかすみの中に住む心地して」などがあり、長男を亡くしてからは「たらちねの母の心は生まれ出づる吾子の上思ひ夜半を眠らず」というのがある。なお、恵理の「彼女たちとの出会い」(同書pp.112-117)によれば、伊藤伝右衛門と結婚した白連を許せず、絶縁を言い渡すが、友のいない虚しさから和解の手紙を出す。
- ^ 『村岡花子と赤毛のアン』(河出書房新社)の年表には1913年(二十歳)となっている。
- ^ 宮葉子『アンが愛した聖書のことば』、p.103.
- ^ 「甲府の英語教師、青春を謳歌する」『村岡花子とアンへの道』pp.48-53)によれば、校長の秘書兼英語教師だった。母校での仕事の中で初恋の人で東大生・沢田廉三に会い、遠距離恋愛を続けるが、沢田が外交官となり、渡仏した時にはかなく潰えた。
- ^ 賀川豊彦の妻賀川ハルのいとこで、村岡平吉の子
- ^ “略奪愛も…朝ドラ『花子とアン』モデル孫が語る魔性ぶり”. 女性自身 (2014年4月6日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ 「花子とアン」公式サイトに収録されている村岡出演の放送映像
- ^ a b “NHK連続テレビ小説「花子とアン」公認、モデルとなった村岡花子の朗読CD発売”. musicman-net. エフ・ビー・コミュニケーションズ&マグネット (2014年4月17日). 2014年4月21日閲覧。
- ^ 1946年8月22日の臨時法制調査会第2回総会における発言
- ^ 野村浩子『市川房枝、そこから続く「長い列」―参政権からジェンダー平等まで』亜紀書房、2023年4月12日、191-192頁。ISBN 978-4750517896。
- ^ 橋本富記子 (2021年). “婦人参政権獲得運動から戦後初の女性議員誕生まで―女性の政治活動について”. 千葉大学. 2024年2月29日閲覧。
- ^ 『日本キリスト教歴史大事典』1385頁
- ^ 『讃美歌略解 - 全編 - 歌詞の部』p.32、p.164 - p.165
- ^ Loretta Leonard Shaw. 村岡恵理編の『花子とアンへの道』pp.70-73に言及がある。Dictionary of Canadian Bibliographyにショーの業績が詳しく紹介されている。主著のJapan in Transition。
- ^ 村岡みどり 「初めての『赤毛のアン』」 東洋英和女学院機関紙『敬和会』52号、p. 27、1990年3月
- ^ 『アボンリーへの道(4)』 村岡美枝訳 金の星社 ISBN 9784323019734 p. 182
- ^ 『エミリーの求めるもの』1969年 新潮社 滑川道夫によるあとがき
- ^ 2014年に「花子からおはなしのおくりもの」(朗読:村岡花子)という戦前に残された村岡花子による朗読集がレコードからCDに復刻。『家なき子』や『フランダースの犬』、『小公子』等を、翻訳した村岡花子自身が朗読したものだが、『家なき子』では悲しい場面が省略され、『フランダースの犬』はハッピーエンドに終っている。
- ^ 養女みどりの夫・物理学者の村岡光男がカリフォルニア大学デービス校の客員教授となったため、一家が暮らすデービス市を訪問。これが花子にとって初の海外旅行となった。このときみどりは、『赤毛のアン』の舞台となったプリンスエドワード島への渡航を企画したが、花子が想像のままにしておきたいと、渡航を断念している。村岡恵理『アンのゆりかご-村岡花子の生涯-』新潮文庫、2011年。ISBN 4101357218
- ^ a b “NHK連続テレビ小説のモデル 村岡花子の朗読録音復刻!”. ユニバーサルミュージックジャパン (2014年4月14日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ a b 西村明爾 (2014年). “村岡花子 近現代・系図ワールド NHK朝ドラ「花子とアン」”. 系図で見る近現代 夢・感動・人間!. 2014年6月23日閲覧。
- ^ “私の大叔母にあたる村岡花子が朝ドラに!”. 村岡希美@jojomizumi (2013年6月26日). 2014年6月21日閲覧。
- ^ 『連続テレビ小説 花子とアン Part1(NHKドラマ・ガイド)』NHK出版、2014年。ISBN 9784149235677
- ^ 企画展示|創業110周年記念特別展示|大同生命保険株式会社 創業110周年記念アーカイブ
- ^ 熊井明子『私のポプリ手帖』千早書房、2006年。ISBN 4884924215
- ^ 熊井明子「花子・アン・シェイクスピア」村岡恵理監修『KAWADE夢ムック 文藝別冊 総特集 村岡花子』河出書房新社、2014年。ISBN 978-4-309-97824-6
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