曲輪
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関連項目
脚注
注釈
- ^ 輪郭を意識したときに「郭」、内部の平地を意識したときに「曲輪」と使い分けることもある。
- ^ 「馬出を考える:定義と分布」をテーマとして行われた第35回全国城郭研究者セミナーでは、各報告者による馬出の定義付けにおいてキーワード「小曲輪」、「小さな曲輪」、「小区画」が入ったものが下記のとおりいくつか見られた。
- ^ 布引山釈尊寺(長野県小諸市)を谷内に囲むように造られた布引城郭群のうち楽厳寺城は、城そのものが巨大な馬出(一大堡塁)の機能を有しており、すぐ近くの堀之内城には巨大な丸馬出が存在する。これらの城は真田氏によって天正十年代(1582年~)に構築あるいは改修されたものと推測され、その馬出の配置は大坂城における真田丸の配置に似ているとする指摘がある[6]。
出典
参考文献
- 南條範夫・奈良本辰也監修『日本の名城・古城事典』 TBSブリタニカ、1989年、ISBN 978-4-484-89208-5
- 川口素生『戦国時代なるほど事典』PHP研究所、2001年12月、pp. 138–142
- 歴史群像編集部・編『城絵図を読む』歴史群像シリーズ特別編集〈よみがえる日本の城〉26、学習研究社、2005年、ISBN 978-4-05-604233-7
- 八巻孝夫編「シンポジウム「城郭の構成要素を考える : 曲輪・堀・虎口」」『中世城郭研究』第4号、中世城郭研究会、1990年、ISSN 0914-3203。 - 第6回全国城郭研究者セミナー(1989年8月5日開催)の記録。
- 三島正之「信濃堀之内城・布引城郭群の馬出の謎」『中世城郭研究』第33号〈特集・馬出を考える〉、特集1、中世城郭研究会、2020年、4-31頁、ISSN 0914-3203。
- 八巻孝夫編「シンポジウムテーマ「馬出を考える : 定義と分布」」『中世城郭研究』第33号〈特集・馬出を考える〉、特集2、中世城郭研究会、2020年、197-259頁、ISSN 0914-3203。 - 第35回全国城郭研究者セミナー(2018年8月5日開催)の記録。
- 石川浩治「東海地方の馬出について : 分布と構造を中心に」『中世城郭研究』第33号、197-207頁。
- 室野秀文「東北地方の馬出」『中世城郭研究』第33号、216-221頁。
- 山下孝司「長野県・山梨県における丸馬出のひろがり」『中世城郭研究』第33号、233-240頁。
- 高橋成計「近畿及び周辺の「馬出」について:定義と分布」『中世城郭研究』第33号、241-248頁。
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