メタルギアシリーズ メタルギアシリーズの概要

メタルギアシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 07:11 UTC 版)

メタルギアシリーズ
ジャンル ステルスゲーム
開発元 コナミデジタルエンタテインメント
小島プロダクション
発売元 コナミデジタルエンタテインメント
主な製作者 小島秀夫
1作目 メタルギア
1987年7月13日
最新作 メタルギアサヴァイヴ
2018年2月21日
スピンオフ作品 #スピンオフを参照
公式サイト メタルギアポータル
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概要

1986年小島秀夫がコナミに入社した直後、初めてコナミ社でゲームプランナー(小島は自身の立ち位置を「監督」と称している)として第一作『メタルギア』の制作に着手し翌年1987年に発売。「隠れる」ことをゲームの趣旨とする本作は、のちにステルスゲームと呼ばれるジャンルにおいて日本で初めて作られた作品として名高い。

1990年には続編『メタルギア2 ソリッドスネーク』が発売。1998年9月3日には第3作として『メタルギアソリッド』がリリース。米「フォーチュン」誌により「20世紀最高のシナリオ」と称され、全世界で600万本を売り上げる人気作となった。これ以降、『メタルギアソリッド』の続編および『メタルギア』を冠したスピンオフ作品が出続け、シリーズ化。

その後も小島は大半のシリーズ作に何らかの形で関わり続けたが、2015年12月にKDEを退社。2018年には小島が関与しない初の作品となる『メタルギア サヴァイヴ』が発表[3]され、シリーズは小島の手を離れても継続している。

小島は『メタルギアソリッド』以降のシリーズの大きなテーマとして「遺伝子操作」「反戦反核」を伝えること、とインタビューで言っており、それが「説教くさくなる」というプレイヤーの批判は承知で、メタルギアシリーズには「反戦反核」のメッセージを可能な限り取り入れたいと語っている[4]

略称は「メタルギア」の場合『MG (METAL GEAR)』、「メタルギアソリッド」の場合『MGS (METAL GEAR SOLID)』となる。なお、MGSに関してはMGSがそれぞれ「MEME(ミーム : 文化的遺伝子)」、「GENE(ジーン : 遺伝子)」、「SCENE(シーン : 時代)」の頭文字とされる場合もあり、これはシリーズ第3作から第5作までのテーマを象徴している(対応は『MGS2』・『MGS』・『MGS3』の順)。ただし、これら用語の頭文字を合わせた結果、偶然「MGS」となっただけであり、意図して「MGS」となるような組み合せを選んだのではないとしている[5]。また、ゲームの発売前トレーラーやCMなどで「メタル」という略称も用いられている。

シリーズ作品

発売の年表
1987メタルギア
メタルギア(FC版)
1988
1989
1990Snake's Revenge
メタルギア2 ソリッドスネーク
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998メタルギアソリッド
1999メタルギアソリッド インテグラル
2000メタルギア ゴーストバベル
2001メタルギアソリッド2 サンズ・オブ・リバティ
2002ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2
メタルギアソリッド2 サブスタンス
2003
2004メタルギアソリッド ザ・ツインスネークス
メタルギアソリッド3 スネークイーター
メタルギアアシッド
2005メタルギアアシッド2
メタルギアソリッド3 サブシスタンス
2006メタルギアソリッド バンドデシネ
メタルギアソリッド ポータブル・オプス
2007メタルギア 20thアニバーサリー メタルギアソリッド コレクション
メタルギアソリッド ポータブル・オプス+
2008メタルギアソリッド モバイル
METAL GEAR AC!D MOBILE
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット
メタルギアソリッド2 バンドデシネ
メタルギアソリッド4 データベース
2009メタルギアソリッド タッチ
2010メタルギアソリッド ピースウォーカー
メタルギア アーケード
2011メタルギアソリッド ピースウォーカー HDエディション
メタルギアソリッド HDエディション
2012メタルギアソリッド スネークイーター 3D
メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス
2013メタルギア ライジング リベンジェンス
メタルギア ソリッド レガシーコレクション
2014メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ
2015メタルギアソリッドV ファントムペイン
2016メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ+ファントムペイン
2017
2018メタルギア サヴァイヴ
2019
2020
2021
2022
2023メタルギアソリッド マスターコレクションVol.1

小島秀夫監督作品

特記がなければ日付はいずれも日本における発売日を示す。

完全版・リメイク版

『メタルギアシリーズ』では一度発売された作品に様々な要素を付加させた「完全版」と名乗るものやグラフィックスの向上、電子コミック化などを行った製品が発売されている。それらに該当するものを列挙する。

日本版においては音声の英語化(『インテグラル』『ザ・ツインスネークス』『サブスタンス』)やバーチャルリアリティを用いた仮想訓練のミッション(『インテグラル』『サブスタンス』)が大きな変更点となっている。

スピンオフ

『メタルギア』および『メタルギアソリッド』の各々のシリーズには属さないスピンオフに属する作品もいくつか存在している。それらに該当するものを列挙する。

時間軸の流れ

『メタルギアシリーズ』における小島秀夫監督作品のストーリー上の時系列を記載すると以下の通りとなる。

また、以下の作品はシナリオライターが小島秀夫監督ではないものの、メインストーリーの流れを汲む物語として製作されている。

さらに以下の作品は、メタルギア・サーガとは繋がりのない独立した物語になっており、通常は「パラレル」として扱われている。




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