ゴルゴ13
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 04:42 UTC 版)
作品内容
- 登場人物の詳細は「ゴルゴ13 (架空の人物)」、「ゴルゴ13の登場人物」を参照
- 具体的なエピソードや単行本の収録作の詳細は「ゴルゴ13のエピソード一覧」を参照
主人公は本名不明であり、ゴルゴ13(英称:Golgo 13)のコードネームで呼ばれる超A級スナイパー。作中では「G」や「ゴルゴ」と呼ばれることもある。また偽名として「デューク東郷」を使うことが多い。狙撃だけではなく戦闘・破壊工作などでもほぼ100%の成功率を誇るため、国家・企業・秘密組織などが、特殊な依頼ルートを経由して接触、依頼を行う。依頼対象は個人である人間のみならず集団の排除、物品やあるいは事象の場合もある。ゴルゴ13は個人的ルールにそぐう場合にそれを請け負い、ひとたび請け負ったならいかなる困難があろうと完遂する。しかしそのルールを破ったものは、たとえ相手が誰であろうと制裁を受ける。現実の国際政治を反映しており[9]、実在の政治家などの人物・事件、またはそれをモチーフにしたものが登場することもある。
ほとんどの話は一話完結であるが、場面ごとに複数の「PART」に分割されている。ゴルゴ13の「仕事」が中心となる話がほとんどであるが、話によってはゴルゴ13を追う者や追われる者、巻き込まれる者などからの視点の話もあり、ゴルゴ13自身がほとんど登場しないこともある。
掲載誌・単行本
一次掲載
劇画『ゴルゴ13』は、小学館『ビッグコミック』誌に連載されている。
1968年11月発売の1969年1月号[注 3]に「第1話 ビッグ・セイフ作戦」が掲載され、2020年4月までは一度も休載せず[10] 連載を続けていた。しかし、2019年の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、作業時の3密(密閉、密集、密接)を避けるため2020年5月25日発売号より新作を休載すると発表した[11]。休載から1か月半を経て、2020年7月10日発売号より新作の連載が再開された[12]。なお、この休載は外因的なものだったので、さいとう・たかをの事情による休載は、彼が2021年9月24日に死去するまで1度もなかった[13]。
毎回、40ページが掲載される。この項では便宜的に、この一度に掲載されるボリュームを1U(1ユニット、1度分の掲載量の意)と表現している。
連載において、一つのエピソードは、複数回の掲載にまたがることが多い。2Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/後編」と、3Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/中編/後編」と、4Uのものは、それぞれ「第○○○話 前編/中編①/中編②/後編」と表記されている。また、1Uのエピソードを「単発」、2Uのエピソードを「前後編」、3Uのエピソードを「三部作」とも呼ぶ。
掲載時の特徴として、次の点が挙げられる。
- 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名を表記している。
- 最終ページに、カット付きで次回エピソードの予告がつく。
毎回1Uのボリュームで掲載されるが、周年などのイベント時には、過去に1Uの作品が2作同時に掲載されたこともある。また、2Uの長さの作品が一挙掲載されたこともある。
本誌のほか、かつては『ビッグコミック増刊号』にも、1Uの新作が掲載されていた。ゴルゴ13のエピソード一覧や「ゴルゴ学」などでは「増刊○○話」のように表記されている。しかし、2011年12月増刊号掲載の「増刊106話 もうひとりのプロフェッショナル」を最後に、増刊での『ゴルゴ13』の新作の掲載はなくなった(スピンオフを除く)。この増刊掲載の分は、本誌のエピソード数にはカウントされていない。増刊掲載の新作はのべ106話制作されたため、『ゴルゴ13』のリリースされた総エピソード数は、本誌の掲載エピソード数に106を加えた数字になる。
刊行中の単行本・単行本相当の刊行物
別冊ゴルゴ13シリーズ
『ビッグコミック』に掲載されたエピソードは、2年ほど経た後に小学館から『ビッグコミック SPECIAL ISSUE 別冊 特集ゴルゴ13シリーズ』として発刊される。以下、「別冊ゴルゴ」と表記する。
発売日は、3・6・9・12月の13日、定価は税込み590円である。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』誌の半分のサイズになる。平綴じでカバーはなく、ザラ紙に印刷されており、いわゆるペーパーバック体裁で、現在のいわゆるコンビニコミックの元祖である。
1970年1月1日に第1集が刊行され、最新刊は2023年12月13日発売の「第223集」、収録作は「最終ウイルス」「データセンター奪取」の2作、JAN 4910296790447-00536[注 4]。この第223集という数字は、漫画としては最長巻数である。
第1集から第27集までは巻数表示が一切ない。第28集から第167集までは裏表紙に小さく〔28〕のように、第64集以降は裏表紙に加えて本の背に No.64 のように、第168集以降は本の背に加えて裏表紙に No.168 のように表示されている。1971年1月1日発行の第5集までは「ビッグコミック増刊」と称していた。
1巻に6U分(たとえば前後編が1話と三部作が1話と読み切りが1話、のように)収録される。1Uを40ページとすると、約240ページ相当という勘定になる。実際は、300ページほどのボリュームとなっており、この差は『ゴルゴ13』以外の他の作家の漫画分や広告、扉絵の再収録とうんちくコラムの分である。
以下のような特徴がある。
- 『ビッグコミック』で複数回にわたっていたエピソードは、分断の部分は修正され、つなぎ目は意識されないように工夫している。
- 新エピソードを一番早く読める(ただし「第320話 BEST BANK」だけは、本誌→増刊→SP→別冊の順で収録された)。
- 『ビッグコミック』に掲載された順に収録されるわけではない。そのため、「第○○○話」という表示はなくなる。
- 他の作家による短編漫画が1本、4コマ漫画が1本の計2作が収録される。後者は2000年ごろまで、さいとうのかつての妻であるセツコ・山田による「Sさん一家」[注 5]が掲載されていた。この他2000年代初頭までは矢野徹による短編小説(SF読み物と表記されているが、実際はお色気要素が強いもの)が掲載されていた。
- 最終ページの次話の予告は削除され、替わってゴルゴ13のシンボルのロゴマーク(茨の冠を被せられた骸骨の後ろ姿)がデザインされている。
- 165集以後、脚本協力者の名は表示されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表示されない。
- 「第237話 幻の栽培」と「第266話 バチカン・セット」の2作は、現在の時点で収録されていない。
増刊ゴルゴ13シリーズ
「別冊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってから小学館から『ビッグコミック増刊 ゴルゴ13総集編』として発刊される。以下、「増刊ゴルゴ」と表記する。
1973年1月15日に第1集が発行され、最新刊は2024年5月13日発売の第215集、「銀翼の花嫁」「死者の手」「癒やされぬ傷」の3作が収録されている。JAN 4910296770647-00564。発売日は、2・5・8・11月の13日ごろ、税込み価格620円である。B5サイズのホッチキス中綴じで、『ビッグコミック』と同じ体裁、同じ画面サイズになる。カバーはなく、ザラ紙に印刷されており、増刷はされない。
巻数は「vol.215」のように表示されている。
1巻に8U分(たとえば単発が1話と前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを36ページとすると、約290ページ相当という勘定になる。
以下のような特徴がある。
- 一番大きなサイズで読むことができる。
- 「ビッグコミック」や「別冊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
- vol.155以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
- 「別冊ゴルゴ」のNo.108に収録された「増刊32話 告発の鉄十字」は、現在の時点で収録されていない。
SPコミックス
「増刊ゴルゴ」に収録されたエピソードは、約1年ほど経ってからリイド社から『SPコミックス ゴルゴ13』として発刊される。以下、「SPゴルゴ」と表記する(リイド社は元々さいとう・プロの出版部門が源流で、SPはさいとう・プロの略)。
発売日は、4・7・9・12月の5日。サイズはいわゆる「おとなマンガ」のサイズで、小学館のビッグコミックスのサイズと同じである。
1973年6月21日に「第1集 ビッグ・セイフ作戦」 (ISBN 4-8458-0001-2) が刊行され、最新刊は2024年4月5日発売の「第212集 琉球の羊」 (ISBN 978-4-8458-6593-2)、収録作は、表題作と「涙も凍る」「魔女の銃弾」の計3作。
巻数は、背と表紙に「212」のように表示されている。
1巻に7U分(たとえば前後編が2話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを36ページとすると、約250ページという勘定になる。
以下のような特徴がある。
- 通常のおとなマンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。紙質も良い。
- カバー裏表紙に収録エピソードのあらすじが掲載される。
- 『ビッグコミック』や「別冊ゴルゴ」や「増刊ゴルゴ」に収録された順に収録されるわけではない。
- 154巻以後、脚本協力者の名は表記されているが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
- 「増刊ゴルゴ」のvol.171に収録された「245話 捕虜交換―スワップ」は、現在の時点で収録されていない。
SPコミックスの装丁
装丁はマイナーチェンジが繰り返されている。初版の詳細な装丁は以下の通り。
また69巻の奥付発行日は「昭和64年1月8日」と、存在しない日になっている。
LPは最終ページの、Cはカバーの略。
巻数 | 1 | 2-5 | 6 | 7-9 | 10-16 | 17-32 | 33-47 | 48-67 | 68 | 69 | 70-89 | 90-101 | 102-107 | 108-114 | 115-143 | 144-150 | 151-153 | 154以降 |
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発行所 | 株式会社さいとう・プロダクション | 株式会社リイド社 | ||||||||||||||||
C背の下部表示 | さいとうプロ作品(「・」はない) | リイド社 | ||||||||||||||||
C背の巻数表示 | なし | あり | ||||||||||||||||
C表紙の巻数表示 | なし | あり | ||||||||||||||||
C裏表紙の巻数表示 | あり | |||||||||||||||||
バーコード | なし | あり | ||||||||||||||||
著者・発行所等の表示場所 | LP | LPとC袖 | LP | LPとC袖 | LP | |||||||||||||
その本の発行日の表示場所 | LP | LPとC袖 | C袖 | LP | C袖 | LP | ||||||||||||
初版の表示 | なし | あり | なし | あり | ||||||||||||||
C裏表紙の内容紹介とその地の色 | なし | あり;赤紫色 | あり;赤色 | |||||||||||||||
ISBNとその桁数 | なし | 10桁 | 13桁 | |||||||||||||||
C袖の既刊ゴルゴ13単行本の紹介 | なし | 列記 | なし | 列記 | 一括 | 列記 | 一括 | |||||||||||
脚本協力者の表示 | なし | あり |
そのSPコミックスのゴルゴ13が初版かどうかは、6巻から16巻と108巻以降は「初版」の表示があるのでわかる。
- 1巻は、2巻以降の既刊紹介がなければ初版である。
- 2巻から5巻、7巻から47巻、68巻から111巻は、カバー袖に列記された既刊の紹介が、その巻手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版である。
- 48-67巻は、カバー袖に列記された既刊の一括表記の既刊紹介の巻数が、その巻の手前までであれば初版、その巻以後の分もあれば重版であると推定できる。
SPコミックスコンパクト
「SPゴルゴ」に収録されたエピソードは、約2年ほど経ってからリイド社から『SPコミックスコンパクト ゴルゴ13』として発刊される。以下、「文庫ゴルゴ」と表記する。
2002年9月30日に第1集「ビッグ・セイフ作戦」(ISBN 4-8458-2539-2)が発行され、最新刊は2024年2月末発売の第171集「見知らぬBARで」、収録作は、表題作と「亡者と死臭の大地」「欧州再生EU自動車戦争」の計3作、(ISBN 978-4-8458-3122-7)。発売日は、2・6・10月の月末最終日。文庫のサイズだが、リイド社は文庫とは呼ばず「コンパクト」と称している。
なお、1976年〜1988年に小学館の文庫からも文庫サイズで刊行されているが、このシリーズは「小学館文庫」の項を参照されたい。
巻数は、背に「171」のように表示されている。
1巻に6U分(たとえば読み切りが1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを40ページとすると、約240ページ相当という勘定になる。
以下のような特徴がある。
- 原則として『ビッグコミック』に掲載された順に収録される。170集までで本誌544話までおよびビッグコミック増刊号掲載作が収録された(ただし一部の未収録作を除く)。
- 54巻までは収録は完全に掲載順のため、ページ数の都合で「前編」「後編」に分割され、2巻にまたがるエピソードもある(8巻・9巻の『マニトバ』など)。
- 通常の文庫マンガのコミックスで、いつでも新本で入手できる。
- 巻末に杉森昌武の書き下ろしによる、作品とエピソードの解説があり、この解説で話数、脚本協力者や作画スタッフ、担当編集者の名前などを記載している。従って、このコンパクトを見れば、あるエピソードが第何話なのか、脚本協力者や作画スタッフは誰なのかを知ることができる。
- 「SPゴルゴ」の83集に収録された「増刊20話 疫病神の道標」は、現在の時点で収録されていない。
My First BIG
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、小学館のコンビニコミックのMFB (My First BIG) のラインナップで『MFB ゴルゴ13』として発刊される。「MFBゴルゴ」と表記する。
1999年7月23日に第1集「VS NATO & VS ARMY」 (ISBN 4-09-109202-0) が発行され、最新刊は2024年5月第一金曜発行の第212集「MEDIA MONSTER~世界を我が手に~」、収録作は「バイルス・チェイス」「ユビキタスの迷路」「殲滅」の3作 (ISBN 978-4-09-804429-0) 。
発売日は、1・2・3・5・6・8・10・11月の第1金曜日。発行月がまちまちに見えるが、「SPゴルゴ」が発刊(4・7・9・12月の5日)されない月に発刊されるパターンとなっている。サイズはB6サイズで、B5の『ビッグコミック』の半分のサイズになる。平綴じでカバーは無くザラ紙に印刷されており、いわゆるペーパーバック体裁である。基本的には増刷はされないが、一部は増刷されたり、あるいは時間をおいてから「アンコール発売」などと銘打って再版されることもある。
巻数表示はないが、コンビニで購入した場合、レシートで巻数を知ることができる。アマゾンカタログでも確認できる号もある。また、その巻のテーマや題材が本の背と表紙に表記されている。英語2ワードのことが多い。たとえば、115集は「SILENT MEMORIES」となっている。
1巻に6U分(たとえば単発が1話と前後編が1話と三部作が1話、のように)収録される。1Uを42ページとすると、約250ページ相当という勘定になる。実際は、270ページほどのボリュームとなっており、この差は、追加されたコラムや広告の分である。
以下のような特徴がある。
- あるテーマや題材に沿って収録作が選ばれている。たとえば、115集はサブタイトル「SILENT MEMORIES」に対し「黒い記憶」「禁じられた言葉」「五十年の孤独」の3作が収録されている。
- このテーマに沿ったうんちくのコラムが追加される。115集では「催眠術で殺人は可能か!? 無意識世界に潜む恐怖!!」というタイトルで、「禁じられた言葉」の後催眠や「黒い記憶」の自己催眠に関して論考している。
- 脚本協力者、作画スタッフ、担当編集者の名は表記されない。
SPコミックスポケットエディション
「文庫ゴルゴ」に収録されたエピソードの一部は、リイド社のコンビニコミックの『ゴルゴ13 POCKET EDITION』として刊行される。以下、「ポケットゴルゴ」と表記する。
発売日は不定期。文庫のサイズだが、リイド社は「文庫」ではなく「ポケット」と称している。カバーはなくザラ紙に印刷されており、ペーパーバック体裁である。
2011年3月24日に第1集「番号預金口座」(ISBN 978-4-8458-4101-1)が刊行され、最新刊は2022年2月刊行のVOL.149「偽装依頼」(ISBN 978-4-8458-5850-7)、収録作は、表題作と「ギザの醜聞」「グアンタナモの地雷原」の計3作。
なお、2008年刊の「リイド社版アニメ・ベストセレクション」も「ゴルゴ13 POCKET EDITION」と銘打たれているが、そのシリーズは「リイド社版アニメ・ベストセレクション」の項を参照。
巻数は表紙に非常に小さく「VOL.149」のように表示されている。
1巻に7U分収録される。1Uを40ページとすると、約280ページ相当という勘定になる。
以下のような特徴がある。
- 脚本協力者の名は表記されるが、作画スタッフと担当編集者の名は表記されない。
ウェブ版
2008年4月より、Yahoo!コミックにおいて、「The Archive Selection of ゴルゴ13」と題して、傑作選がウェブコミックで配信されている。
キンドル版もリリースされている。
制作背景
大人向けの劇画作品を発表する場を求めていたさいとうは、1968年2月末の『ビッグコミック』の創刊号に『捜し屋禿鷹登場!!』で参加した。これに続いて、同年『ビッグコミック』誌上に発表した作品が『ゴルゴ13』であった。
さいとうは現代劇は苦手であり、『ゴルゴ13』を執筆したのは計算の上でのことである[10]。どうせ現代劇にするなら極悪人にしよう、しかし主人公が嫌われてはまずいので、社会悪と言うことにしよう。それなら善悪の解釈は時代によって変わってくるのだから[10]、と言った次第である。また、さいとうはゴルゴは「ヒーロー」ではないともしている[10]。故に堂々としていないという[10]。
やがて、それまでの漫画・劇画の主人公としてはあまりに異質なキャラクターが登場する物語が評判を呼ぶ。特に「依頼者との約束は必ず守る」という信条と、そのための超一流の技量を身に備えた男の中の男(として確立していった)ゴルゴ13の人気は高い。世界情勢や時事問題を巧みに取り込むことによって、冷戦終結で活躍の場を失うのではないかといわれた危惧をも乗り越え、同誌上において2020年5月の初の休載までの実に52年間、ただの一度も連載を休まないという快挙を成し遂げた[注 6][10][14][15]。またあくまでこれは「仕事」であり、一般の社会人と同様に長期間続けて飽きるとか飽きないとかの話ではない、としている[10]。
制作体制
連載開始当時の1970年代における、劇画のスタイルを踏襲している。また、1ページ目に「超A級狙撃手(スナイパー)のスーパー・アクション!」のキャッチフレーズ(連載初期は「一匹狼の殺し屋を非情なタッチで描く快作!!」)、サブタイトルのタイポグラフィ、あるいはあくまで数話読み切りの漫画で、その集合体として「ゴルゴ13シリーズ」と呼んでいるなど、連載当初からの体裁も固守している。
さいとう・プロダクションでは制作は分業制を採っており[10]、2020年時点で10名超のスタッフが関わっているが[16]、ゴルゴの顔だけは作画スタッフが描きたがらず、さいとう自身が描いている(さいとうによれば「描かされている」)[10]。さいとう曰く、ゴルゴの顔は誰でも描けるような造形であるはずなのだが、他の人物が描くとちょっと違うらしいとのことで[10]、さいとうの知り合いの女性が言うには、さいとうが描く主人公には色気があるそうである[10]。
作品の傾向
本作では様々な国家[注 7]や人物が登場し、体制に属する人間はゴルゴ13を使って敵対国に介入し目的を達成しようとすることが多い。
冷戦期は主に米ソが舞台または絡んだ話が中心となっていたが、冷戦後、特に2000年代に入ってからは中国を題材にした話が急増している。中国は冷戦中は(作中の立ち位置的には)善玉または単なる依頼人であったことが多かったが、2000年代に中国の台頭や反日デモの頻発化が顕著になると、標的側や、依頼人側に回ったとしてもゴルゴのルールに反し制裁を受ける、といった傾向が多くなっている。
作品にリアリティを出すため、さいとうは舞台となる街の描写、特に“街の匂い”にまで拘っていた[17]。インターネットがない時代、特に当時日本では情報が少なかったアフリカの空港などの風景もリアルに描かれているが、資料が手元にない場合はまずその国の大使館に問い合わせ、それでも収集が難しい場合はその国に行くという一般人を探し出し、訪問ついでに作画に必要な風景を撮影してきてもらうなどして描いた[17]。1986年以降に起こった歴史的な大事件では天安門事件やベルリンの壁崩壊などはほぼ全て描いている。
ゴルゴ13の中でも最大の謎とされるゴルゴの生い立ちに迫る『ルーツ編』は、2017年までに7回行われている[17]。ルーツ編をやると売れるので編集から頼まれる部分もあるが、さいとう自身も楽しんで描いていると述べていた[17]。ただ、さいとう自身はどのルーツが本当なのかは考えないようにしていると述べていた[17]。
最終話について
『ビッグコミック』での連載開始当初、さいとうは『ゴルゴ13』を10話で終了させる予定だった[17][18]。殺し屋を主人公にしても、その殺しの手段を使い切ればネタ切れになってしまうだろうと考えていたためである。
さいとうは生前から『ゴルゴ13』の最終話はすでに考案していると述べていた。また「最終話は20代のころに考えたため、当時考えたコマ割りまで全て鮮明に覚えている」とも述べている。一部には執筆済みの原稿が金庫に隠されているという噂もあったが、本人は否定していた[18]。また、「最終話の内容については自分以外に(当時の)キャップ(=作画チーフ)2人にしか教えていないが、その2人は既に亡くなってしまった」と述べ、結局は最終回の内容について知る者は、さいとう本人だけとなっていた[17][18]。また「ゴルゴは書き始めたときは32歳だったので、ゴルゴは現在82歳…」と最終回の“ヒント”をゲストとして出演したテレビ番組の中で語っている[17]。
さいとうプロでアシスタントを務めた漫画家の伊賀和洋も、さいとうが箝口令を敷いた上でアシスタント数名に対して最終回の構想を説明したことがあると証言している。その内容とは、狙撃を終えたゴルゴ13が道を歩いていたところ、偶然財布を狙ったコソ泥に刃物で刺されそのまま死ぬというものであった。当時、主人公がこのようなあっけない死に方をするという展開は斬新なものと考えられていた[19]。しかし後年の1973年に、TVドラマ「太陽にほえろ!」第52話「13日金曜日マカロニ死す」で萩原健一演じるマカロニ刑事こと早見淳が事件解決後に小銭狙いの通り魔に刺されて死ぬというまったく同じ展開が描かれたことにより、さいとうはこの最終回を描くことを断念したという[19]。ただし、伊賀は「さいとう先生は当然その後更にすごい最終回を構想したはず」と述べ、その後別の最終回の構想が作られた可能性を示唆している[19]。
一方で長期連載に発展したことで、さいとうは「(連載が)ここまで長くなると、もう描き手のものじゃない、読者のものでもある」など、最終話が書かれることは事実上無いという発言を行うようになった[20]。「いま最終回を描いてしまえば、もうゴルゴ13は描けなくなる」[17]、連載50年を迎えたインタビューでも、「最終回は私の頭の中にあるけれど、私の一存では終われない。引き受けてくれる人がいれば後を託します。結末もちゃんと伝えてね」と語っている[21]。
2021年9月24日にさいとうが死去し[22]、存命中に最終回が執筆されることはなかった。しかし、さいとうは存命中から「自分抜きでも『ゴルゴ13』は続いていってほしい」という、『ビッグコミック』編集部から「分業体制の究極」と評される希望を持っており、さいとう・プロダクションの作画と脚本スタッフ、『ビッグコミック』編集部により連載は継続される[22]。さいとう没後の作品は、「原作 さいとう・たかを / さいとうプロ作品」の作者表記で発表されている。
ゴルゴ13のモデル
作者のさいとう・たかをによれば、連載当初のゴルゴ13の容姿のモデルは、映画版にも主演した高倉健[23]。また、他人が後ろに立つと殴る習性は、さいとうの兄が映画館から出てきた時に「足を踏まれた」と後ろの人を殴ったエピソードが元となっている[24]。連載開始当初はゴルゴ自身の台詞を多く記載していたが、「あまり喋らせるとボロが出るので」依頼人などゴルゴ以外の登場人物に喋らせることにした[23]。ゴルゴの台詞は次第に減っていき(ふきだしは「…………」が多い)、寡黙なキャラクターが定着した。
「東郷」という姓は、中学時代の恩師である担任の教師の名前から拝借している[23]。
本作品に登場している火器において、多くはリアリティーを求めるために、アメリカ・ラスベガスの銃器ツアー(旧デザートシューティングツアー、現ハワイ州)などにて実際に実弾発射など、火器それぞれの特性などを体験しての作品への採用をしている。
注釈
- ^ 『碧南一家』、『タンマ君』に次いで3番目
- ^ 小島功の『仙人部落』、『碧南一家』、東海林さだおの『タンマ君』に次ぐ。
- ^ 当時は月刊だった。
- ^ JANコードの13桁の数字で検索すると該当する本を表示する
- ^ 一時期は「ゴルゴさんち」という名称で掲載されており、単行本も同名で刊行されている。
- ^ さいとう曰く「締め切りを守るのはプロとしての最低条件である」と22〜3歳のころに「吠えて」しまったことを実行している。
- ^ 実在の国名を避け、架空の国名を舞台としたエピソード(第380話『演出国家』の「ランネラ共和国」、第561話『The Great Game』の「リドキスタン」など)や、完全に国名を伏せたエピソード(第566話『カルミアの髪飾りの女』の、ミャンマーと目される「東南アジア某国」など)も登場する。
- ^ オペレーター役なども兼任
- ^ 娼婦役も兼任
- ^ それを証明するものとして、Target.3「傑作・アサルトライフル」で、デイブ・マッカートニーの工房に写ったカレンダーの日付は2008年4月そのものである[54]。
- ^ 情報収集に携帯電話やノートパソコンを用いたり、オリンピックに関する話や通貨の呼称、大統領らしき人物の描写を現在にあわせて改変したり、冷戦時代に使われた隠語が出てこないなど。時代設定としては、例外的にTarget.46「世紀末ハリウッド」はタイトル上、遅くても2000年が舞台であることが明確になっている。
- ^ Target.27「フィアレス」では電車で爆死する少年が老人に、Target.49「装甲兵SDR2」は少年兵・フツなど。
- ^ そのため、実在する反社会的勢力の呼称はアニメ放送当時、活動していたか否かに問わず「組織」で統一され、Target.43のサブタイトルもバスクが省かれ「空白の依頼」になっている。
- ^ たとえばTarget.13「クロスアングル」では原作では一度ビルの窓ガラスに写ったゴルゴを撮影しようとしたカメラマンがいたが失敗、ゴルゴが睨むだけで話が終わっているが、アニメ版ではこの後、銃声が響いており、ゴルゴが制裁を行ったことが示唆されているなど。
- ^ 後者に至っては劇中で名乗る、呼ばれるシーンが全くない(前者のレオンについては、自らゴルゴに名乗っている)ため、エンディングで表示された役名に「保安官」と肩書きが付けられている。
- ^ Target.17「残光」のハワイで再会したベテランFBI捜査官はレオン・ゴールドマン、Target.22「インディアン・サマー」のカジノ強盗の黒幕保安官はバート・ウォルシュなど[注 15]。
- ^ 2021年現在も音楽活動を続けているのは「ガラスのハイウェイ」を歌ったdoaのみ。
- ^ Target.1「AT PIN-HOLE!」は無料配信。
- ^ ファミリー劇場オリジナルの視聴前の注意(テレビを見る時は、部屋を明るくして離れて見る)は毎話表示された。
- ^ 13=サーティーンとサーディンの駄洒落
出典
- ^ a b c “「ゴルゴ13」連載53年目で初のスピンオフ開幕!銃器職人のデイブが主人公”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月16日) 2021年7月16日閲覧。
- ^ a b c “「ゴルゴ13」新たなスピンオフはGの遺伝子を継ぐファネットの物語、デイブ単行本も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年7月15日) 2022年7月15日閲覧。
- ^ a b “ビッグコミック増刊号 12月17日増刊”. ビッグコミックBROS.NET. 小学館. 2023年11月17日閲覧。
- ^ 『ゴルゴ13』ギネス記録抜く、『こち亀』超えの201巻発売 【100巻超の上位作品一覧】ORICON NEWS
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- ^ “ゴルゴ13、ギネス世界記録に認定「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」”. 日刊スポーツ. (2021年7月8日) 2022年11月24日閲覧。
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