イングリット・ベッカー イングリット・ベッカーの概要

イングリット・ベッカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 04:01 UTC 版)

獲得メダル

イングリット・ベッカー
西ドイツ
陸上競技
オリンピック
1968 メキシコ 五種競技
1972 ミュンヘン 4×100mリレー
ヨーロッパ陸上選手権
1969 アテネ 4×100mリレー
1971 ヘルシンキ 100m
1971 ヘルシンキ 走幅跳
1971 ヘルシンキ 4×100mリレー

経歴

ベッカーは、1960年ローマオリンピックから4大会連続してオリンピックに出場。初めて出場したローマ大会では、走高跳に出場し9位という結果を残す。2年後の1962年のベオグラードで行われたヨーロッパ選手権では五種競技に出場。同じ西ドイツのヘルガ・ホフマンにわずか13ポイント及ばず4位となる。

1964年、2度目のオリンピックとなった東京オリンピックでは、走幅跳と、この大会から新たに採用された五種競技に出場。走幅跳では6m40の記録で、銅メダルを獲得したソ連のタチアナ・シチェルカノワにわずか2cm及ばず4位。五種競技は8位という結果に終わる。2年後のブダペストで行われたヨーロッパ選手権には走幅跳に出場するも予選落ちしている。

1968年、3回目のオリンピックとなったメキシコオリンピックでは、走幅跳、五種競技、4×100mリレーの3種目に出場。走幅跳、4×100mリレーは6位に終わったものの、五種競技では、5098ポイントをあげ3度目のオリンピックで初めての金メダルを獲得した。

ベッカーは、1969年、1971年のヨーロッパ選手権でも、100m、走幅跳、4×100mリレーでメダルを獲得する活躍を見せると、4度目のオリンピックとなった1972年ミュンヘンオリンピックでは3種目に出場。100mと走幅跳は予選落ちしたものの、クリスティアン・クラウゼ、アンネグレート・リヒターハイデ・ローゼンダールとともに西ドイツ代表として出場した4×100mリレーで、金メダルを獲得した。

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1962 ヨーロッパ陸上選手権 ベオグラード(ユーゴスラビア) 五種競技 4位 4663pt
1964 オリンピック 東京(日本) 走幅跳 4位 6m40
1964 オリンピック 東京(日本) 五種競技 8位 4717pt
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 五種競技 1位 5098pt
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 走幅跳 6位 6m43
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 4×100mリレー 6位 43秒6
1969 ヨーロッパ陸上選手権 アテネ(ギリシャ) 4×100mリレー 2位 44秒09
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 100m 2位 11秒46
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 走幅跳 1位 6m76
1971 ヨーロッパ陸上選手権 ヘルシンキ(フィンランド) 4×100mリレー 1位 43秒30
1972 オリンピック ミュンヘン(西ドイツ) 4×100mリレー 1位 42秒81

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