苛性カリとは? わかりやすく解説

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かせい‐カリ【苛性カリ】

読み方:かせいかり

水酸化カリウム俗称

「苛性カリ」に似た言葉

水酸化カリウム

(苛性カリ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 03:38 UTC 版)

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水酸化カリウム
識別情報
CAS登録番号 1310-58-3
EC番号 215-181-3
E番号 E525 (pH調整剤、固化防止剤)
国連/北米番号 1813
RTECS番号 TT2100000
特性
化学式 KOH
モル質量 56.10564 g mol−1
外観 潮解性の白色固体
密度 2.044 g cm−3, 固体
融点

360 ℃

沸点

1320 ℃

への溶解度 1100 g/dm3 (25 ℃)
構造
結晶構造 単斜晶系
配位構造 八面体
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −424.764 kJ mol−1
標準モルエントロピー So 78.9 J mol−1K−1
標準定圧モル比熱, Cpo 64.9 J mol−1K−1
危険性
GHSピクトグラム [1]
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H314[1]
Pフレーズ P260, P264, P270, P280, P301+312, P301+330+331, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P321, P330, P363, P405[1]
NFPA 704
0
3
0
ALK
引火点 なし
関連する物質
その他の陰イオン 酸化カリウム; 過酸化カリウム; 超酸化カリウム
その他の陽イオン 水酸化リチウム; 水酸化ナトリウム; 水酸化ルビジウム; 水酸化セシウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

水酸化カリウム(すいさんかカリウム、: potassium hydroxide)は硬くてもろい白色の結晶で、カリウム水酸化物であり、カリウムイオン水酸化物イオンよりなるイオン結晶である。苛性カリ(かせいカリ、: caustic potash)とも呼ばれる。

化学式は KOH であり、式量は 56.11 である。塩化カリウム水溶液電解して得られる。製造過程において水分を完全に除去することが出来ない。市販品はKOH含有量85%程度のものが多く、無水物と一水和物(KOH·H2O)との混合物であり、多少の炭酸カリウムも含まれる。

性質

潮解性があり、水、エタノールによく溶け、水溶液は強いアルカリ性を示す。タンパク質に対し強い腐食性があるため、毒物及び劇物取締法劇物に指定されている。

水和熱および水に対する溶解熱は水酸化ナトリウムより大きく以下の通りである[2]

一覧
  • カテゴリ

  • 苛性カリ

    出典:『Wiktionary』 (2021/08/19 13:33 UTC 版)

    名詞

    苛性 カリかせいかり

    1. 水酸化カリウム

    発音(?)

    か↗せーか↘り

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