永眠とは? わかりやすく解説

えい‐みん【永眠】

読み方:えいみん

[名](スル)永遠の眠りにつくこと。死ぬこと。死去。「祖母は九〇歳で—した」


永眠

作者野坂大介

収載図書月華の歌君
出版社フーコー
刊行年月2005.11
シリーズ名フーコー短編小説傑作選


永眠

作者ヴァージニア・ウルフ

収載図書作家素敵な24物語
出版社バベルプレス
刊行年月2007.1


永眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/08 05:49 UTC 版)

永眠(えいみん)とは、人の死去のこと。本項では特に、キリスト教、ことに正教会における用語・概念について詳述する。

正教会で人の死を指す正式な用語である[1]プロテスタントでは信者の死を「召天」とも言うが、「永眠」の語も用いられる[2][3]。これに対し、カトリック教会では「帰天」、聖公会では「逝去」と言う。

永眠した人のことは「永眠者」(えいみんしゃ)と言う。正教会で一般的であるが[1]プロテスタントにも見られる表現である。

正教会

祈祷文における「眠る」の用例

聖金口イオアン聖体礼儀、その重連祷より
輔祭 又常に記憶せらるる,福たる至聖なる正教の総主教,此の聖堂の建立者,及び既に眠りし悉くの父祖兄弟,此の処と諸方とに葬られたる正教の者の為に祈る。
詠隊 主憐めよ,主憐めよ,主憐めよ 。
パニヒダ(永眠者の為の祈り)より
司祭 蓋しハリストス我らの神よ,なんじは眠りし爾の僕(婢)(某)の復活と生命と安息なり。我ら光栄をなんじとなんじの無原の父と至聖至善にして生命を施すなんじの神゜とに献ず,今もいつも世々に。
詠隊 アミン
パニヒダ(永眠者の為の祈り)より(2)
詠隊 主や眠りしなんじの僕(婢)の霊を安んぜしめたまえ(二度)。
パニヒダ(永眠者の為の祈り)より(3)
輔祭 主よ,なんじの眠りし僕(婢)(某)の幸いなる眠りに永遠の安息を与え,彼(ら)に永遠の記憶をなしたまえ。
詠隊 永遠の記憶(三度)。

日本正教会訳聖書における「眠る」の用例

  • 兄弟よ、寝りし(ねむりし)者に至りては、我爾等が知らざるを欲せず、爾等が望無き他の者の如く哀しまざらん為なり。蓋若し我等ハリストスの死して復活せしことを信ぜば、即ち神はイイススに在りて寝りし(ねむりし)者をも彼とともに携へん。蓋し我等主の言(ことば)を以て爾等に語ぐ(つぐ)、我等生きて主の来る迄存する者は、寝りし(ねむりし)者に先だたざらん。蓋し主親から(みずから)号令と、天使首の声と、神のらっぱに伴われて、天より降らん。而してハリストスに在りて死せし者は先ず復活せん。其の後我等生きて存する者は、彼等とともに雲に挙げられて、主を空中に迎へん、是くの如くして常に主とともに居らん。

(以上、日本正教会訳聖書のフェサロニカ前書(テサロニケの信徒への手紙一):4章13節から17節までを、一部の難字・表記等を別のもので代えた上で引用。埋葬式の際に朗誦される箇所)

脚注

外部リンク


永眠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/23 03:24 UTC 版)

アレクシイ2世」の記事における「永眠」の解説

2008年12月5日アレクシイ2世モスクワ郊外ペレデルキノにある自宅永眠したRIA Novostiによれば心不全による死であったアレクシイ2世死に対してカトリック教皇庁立のキリスト教一致推進評議会(Pontifical Council for Promoting Christian Unity)議長 ウォルター・キャスパー枢機卿は、次のような声明出したアレクシイ2世教区修道院教育機関大きな成長促進することに尽し、かくも長きにわたり過酷な試練受けてきた教会新し息吹もたらしたのである聖下何度も会いした折のことを思い出すと、ローマ教皇への好意と、カトリック教会との連携強めたいという彼の願い表されるのが常であった時折困難や緊張生じることがあったとしても、彼自らがカトリック教会との関係改善傾注してきたことは疑う余地がない。我々は列に加わりロシア正教会教義のもとにアレクシイ2世を天なる父の永遠の愛ゆだねよう、それは愛す教会のために長く献身的に尽くしてきた彼の功労報いることにもなろう。 後任にはキリル1世就いた

※この「永眠」の解説は、「アレクシイ2世」の解説の一部です。
「永眠」を含む「アレクシイ2世」の記事については、「アレクシイ2世」の概要を参照ください。

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