きょうゆうけつごう‐けっしょう〔キヨウイウケツガフケツシヤウ〕【共有結合結晶】
共有結合結晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 02:11 UTC 版)
共有結合結晶(きょうゆうけつごうけっしょう、英: covalent crystal)は、共有結合によって形成される結晶。一つの結晶粒で一つの分子(巨大分子)を形成しているため、化学式で表す際は形成される元素とその比率により表される。慣用的に「共有結晶(きょうゆうけっしょう)」とも[1][2][3]。
ダイヤモンドなどのように、共有結晶の中で各原子どうしは強い結合を形成する場合があり、その結果、融点が高かったり硬い性質を持つ場合がある。通常、電気伝導性はほとんどない。
その他、ケイ素(シリコン)、二酸化ケイ素、炭化ケイ素などが共有結晶を作る。
脚注
- ^ 『学術用語集』(物理学編・分光学編)。
- ^ “高等学校化学で用いる用語に関する提案(1)”. 公益社団法人日本化学会 (2015年3月17日). 2018年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月23日閲覧。
- ^ “高等学校化学で用いる用語に関する提案(1)への反応”. お知らせ. 公益社団法人日本化学会 (2018年1月25日). 2018年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月23日閲覧。
関連項目
共有結合結晶
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/19 23:54 UTC 版)
三次元構造 窒化臭素、窒化リン、窒化ケイ素が含まれる。 ダイヤモンド型窒化物 アルミニウム、ガリウム、インジウムのダイヤモンド型窒化物は、四面体構造のウルツ型をとる。例えば、窒化アルミニウムはアルミニウム原子と窒素原子が互いに四面体の4頂点で隣り合った構造をしている。この構造はすべての炭素原子が四面体構造をとった六方晶ダイヤ(ロンズデーライト)に類似している。しかし、ウルツ型は閃亜鉛鉱とダイヤモンドとは相対的な配向で異なる。これには窒化タリウム(I)が該当する。窒化タリウム(III)は知られていない。 分子状 これにはジシアン、二硫化二窒素、四硫化四窒素が含まれる。また、硫黄は他に重合した窒化物を形成する。これは金属導体であり、一次元金属と呼ばれる。
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