二重奏曲
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ライネッケ:二重奏曲 | Duo Op.216a | |
ブルグミュラー, ノルベルト:二重奏曲 変ホ長調 | Duo, Es-dur Op.15 | |
ドゥセク, ソフィア:二重奏曲 変ホ長調 | Duett in E flat major |
ナデルマン:二重奏曲 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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ナデルマン:二重奏曲 変ホ長調 | Duo en Mi bémol majeur Op.56 |
楽章・曲名 | 演奏時間 | 譜例![]() |
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1 | 第1楽章 アレグロ・モデラート Mov.1 Allegro moderato | No Data | No Image |
ナデルマン:二重奏曲 変ホ長調
ジャダン:二重奏曲 変ホ長調
ジャダン:二重奏曲 変ロ長調
重奏
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重奏(じゅうそう)は、複数のパートからなるアンサンブルの一種で、各パートは一人の演奏者で受け持つものを指す。独奏とはアンサンブルではなく演奏者が一人で楽曲を演奏することを指す。室内楽(しつないがく、英語: chamber music、ドイツ語: Kammermusik、イタリア語: musica da camera)[注釈 1] とはこれらの音楽、これらのための楽曲を指す[注釈 2]。
これに対して、合奏とは同一パートを2人以上の演奏者が受け持つアンサンブルを指す。また、伴奏を伴う場合には、伴奏も重奏の中に数え入れるのが一般的である。
独奏は、通常伴奏を伴うものも含まれるが、ピアノなどによる伴奏を伴う独奏を二重奏と呼ぶことも多い。重奏はまた重唱の対語でもあるが、伴奏に関して用語の用法が若干異なる。
重奏の形態
重奏の形態は様々なものが考えられるが、主なものは次の通りである。
現在ではほぼすべての弦楽器、管楽器などにピアノとの二重奏曲があるといってもよい。
- ピアノ四重奏
- (ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- 弦楽四重奏
- (第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- フルート四重奏
- (フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、または4本のフルートだけの形態がある)
- オーボエ四重奏
- (オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- サクソフォーン四重奏
- (ソプラノサクソフォーン、アルトサクソフォーン、テナーサクソフォーン、バリトンサクソフォーン)
- (アルトサクソフォーン2、テナーサクソフォーン、バリトンサクソフォーン)
- 金管四重奏
- トランペット四重奏
- ホルン四重奏
- トロンボーン四重奏
- (テナートロンボーン3、バストロンボーン)
- (テナートロンボーン4)
- ユーフォニアム(バリトン)・テューバ四重奏
- (ユーフォニアム(バリトン)2、テューバ2)
- 弦楽五重奏
- (第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、チェロ)
- (第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、第1チェロ、第2チェロ)
- 金管五重奏
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン、テューバ)
- (トランペット2、トロンボーン3)
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン2)
- (トランペット2、トロンボーン2、テューバ)
- (Bbコルネット2、Ebテナーホーン、ユーフォニアム、バス)
- 木管五重奏
- (フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
- ピアノ五重奏
- (ピアノ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- (ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
- オーボエ五重奏
- (オーボエ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- クラリネット五重奏
- (クラリネット、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)
- (クラリネット5、うちバスクラリネット0〜1)
- 六重奏(セクステット、Sextet)
- 弦楽六重奏
- (ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ2)
- ピアノ六重奏
- (ピアノ、ヴァイオリン2、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)
- (ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ2、チェロ、コントラバス)
- (ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
- 金管六重奏
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン2、テューバ)
- (トランペット2、ホルン2、トロンボーン、テューバ)
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、テューバ)
- (トランペット3、トロンボーン3)
- その他の六重奏曲
- 金管七重奏
- (トランペット3、トロンボーン3、テューバ)
- 弦楽八重奏、複弦楽四重奏
- (弦楽四重奏×2)
- 木管八重奏
- (オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2)
- 金管八重奏
- (トランペット3、ホルン、トロンボーン2、ユーフォニアム、テューバ)
- (トランペット2、ホルン2、トロンボーン2、ユーフォニアム、テューバ)
- (トランペット2、トロンボーン2)×2
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン)×2
- 九重奏(ノネット、Nonet)
- 九重奏
- (ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット)
- 木管九重奏
- (オーボエ2、クラリネット2、ホルン2、ファゴット2、コントラバス)
- 金管九重奏
- (トランペット3、ホルン2、トロンボーン3、テューバ)
- 十重奏(デクテット、Dectet)
- 管楽十重奏(ダブルクインテット)
- (フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、トランペット2、ホルン2、トロンボーン、チューバ)
- 金管十重奏
- (トランペット4、ホルン、トロンボーン4、テューバ)……フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブル編成
- (トランペット4、ホルン2、トロンボーン3、テューバ)……ジャーマン・ブラス編成
- (トランペット2、ホルン、トロンボーン、テューバ)×2 ……金管五重奏×2
- (Ebソプラノ・コルネット、Bbコルネット、フリューゲルホーン、Ebテナーホーン、Bbバリトンホーン、ユーフォニアム、トロンボーン、バス・トロンボーン、Ebバス、Bbバス)
- (Ebソプラノ・コルネット、Bbコルネット2、フリューゲルホーン、Ebテナーホーン、Bbバリトンホーン、ユーフォニアム、トロンボーン、バス・トロンボーン、バス)
脚注
注釈
- ^ このchamberは宮廷内の広間を意味する。日本では、チェィンバー・オーケストラ(chamber orchestra)は室内オーケストラと訳され、「Kammersänger」は宮廷歌手と訳されることが多い。
- ^ ピアノ以外の独奏は室内楽に含んで考えることがある。
関連項目
二重奏曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:55 UTC 版)
「アントニン・ドヴォルザーク」の記事における「二重奏曲」の解説
ヴァイオリンソナタ ヘ長調 作品57, B.106 1880年の作品。もう一曲イ短調の曲(B.33、1873年作曲)があったが、初演後破棄してしまった。 カプリッチョ Capriccio B.81 1878年の作品。(ヴァイオリン1、ピアノ1) バラード I balada 作品15、B.139 1885年の作品。(ヴァイオリン1、ピアノ1) ロマンティックな小品 (Romantické kusy) 作品75, B.150 4曲から成る小品集。この作品は、1887年1月中旬にまず弦楽三重奏曲として作曲された。この後すぐにヴァイオリンとピアノのための作品として編曲を行い。同じ月の25日にはすでに編曲が完了した。初演は1887年3月30日、作曲者のピアノ、カレル・オンドジーチェクのヴァイオリンで行われた。 ソナティーナ ト長調 作品100、B.183 1893年11月から12月に15歳の娘オティリエと10歳の息子アントニンのために作曲したヴァイオリンとピアノのための作品。このため、技巧的には、子供にも弾けるような作品で、同時期の「新世界交響曲」や「アメリカ四重奏曲」などと類似の特徴が認められる親しみやすい音楽である。 森の静けさ (Klid) 変ニ長調 作品68-5、B.173 ピアノ連弾曲を1891年にチェロとピアノのための室内楽作品として編曲したもの。後にチェロと管弦楽作品として再度編曲されている。 チェロソナタ ヘ短調 B.20 1871年の作品。チェロパート譜の一部のみ現存。 ポロネーズ イ長調 B.94 1879年の作品。初演は1879年トゥルノフ。(チェロ1、ピアノ1)
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