中流階級
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中流階級(ちゅうりゅうかいきゅう、Middle class)またはミドル・クラスとは、社会学などで定義される階級。中産階級とも表現される。上流階級と労働者階級の間の階級で、幅広い社会階層を含む。
概要
第三次産業従事者から公務員、中小産業資本家まで幅広い人々が含まれ、先進工業国では人口のほとんどがこの階級に含まれるとされる。
生活のために労働する必要があるという点で上流階級と異なるが、単純労働や肉体労働ではなく知的労働を行う点で労働者階級とも区別される。
中産階級は、さらに上位中産階級(Upper-middle class)と下位中産階級(Lower-middle class)に細分化される。しかしそれぞれの階級の境界はしばしば曖昧となり、しかしながらそれぞれの階級の境界はしばしば曖昧となり、たとえば上位中産階級は伝統的に上流階級との人的交流が相続制度上頻繁に見られ、イギリスでは上流階級のライフスタイルを踏襲するジェントルマンやダンディも出現するなど、上流階級との境界は不明瞭であり、下位中産階級は労働者階級(プロレタリアート)や下級階級(プレカリアート)と不可分の関係にある。そのため保有資産の観点からすれば、中流階級は富裕層から貧困層までをも内包する幅広い定義となっており、この「中流階級」という用語自体に個人の経済力を指し示す意味合いはない。
構成の多様さから複数形で「中流諸階級 (middle classes)」と呼ばれる事もある。一般的には中産階級(ブルジョワジー)の意で使われることが多い。厳密にはマルクスが生産手段という観点から中産階級を規定したのに対し、「中流階級」には教員、自由業者、法律家など生産手段や階級闘争に関連しない職業が含まれる点で異なる。
経済との関係
アメリカのバラク・オバマ大統領は、「中間層が経済成長の恩恵を受けるために政府が大きな役割を果たさねばならない」とする[1]。
第2期オバマ政権では、インフラストラクチャーや製造業への投資増や就労スキル向上のための教育投資により、中間層の雇用改善を目指すことが計画された。
文化との関係
ボサノヴァが発祥地のブラジルよりも日本で人気になった理由としてカルロス・リラは、元々が中流階級をターゲットにした音楽であるため、ブラジルは貧富の差が大きく中流階級が少ないが、日本は中流階級が多い(一億総中流)ためと推測している[2]。
脚注
- ^ In inaugural address, Obama outlines second-term economic plans Washington Post 2013年1月21日
- ^ 『ディス・イズ・ボサノヴァ』ボサノヴァの巨匠カルロス・リラ&ホベルト・メネスカル記者会見, 2005/8/3, CINEMA JOURNAL.
参考文献
- アンソニー・ギデンズ『社会学 第四版』松尾精文他訳、而立書房、2006年
- Scott,John. Marshall,Gordon.ed. Dictionary of Sociology(Third Edition). Oxford UP:Oxford. 2005
関連項目
外部リンク
- 龍瀟「<論説>資本に依存する中産階級 : 西洋型社会における中産階級の現状を視点に」『社会システム研究』第18巻、京都大学大学院人間・環境学研究科 社会システム研究刊行会、2015年3月、115-138頁、CRID 1390853649769413760、doi:10.14989/197756、 hdl:2433/197756、 ISSN 1343-4497。
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