プロセス‐カラー【process color】
CMYK
読み方:シーエムワイケー
別名:CMYKカラーモデル,プロセスカラー
CMYKとは、色の表現方式で用いられる、シアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)、黒(Black)の4色の組み合わせのことである。
CMYKにおけるCMYの3色は、減法混色の理論に基づき、配分を調整して混ぜ合わせることによってあらゆる色の表現を実現する。黒色も理論的には表現可能であるが、実際の印刷物上でCMYから充分な黒色を生み出すことは困難であるため、特に黒色を加えて色の表現を行っている。
減法混色は反射光によって色を表す組み合わせである。そのため、減法混色の理論によるCMYKの組み合わせはもっぱら印刷物などで採用されている。減法混色に対して、発光によって色を表現する色の組み合わせは、加法混色と呼ばれる。加法混色としてはRGBがある。RGBは、PCのディスプレイやデジタルカメラでの色表現にが採用されている。
プロセスカラー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/23 06:47 UTC 版)
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プロセスカラーとは、印刷物において、基本となる4色のインキの組み合わせによって色を表現すること、またそのようにして表現された色のことである。 4色は、「CMYK」と略して表現される。印刷現場では、「4色セット」、
「セットインキ」などと言うことが多い。
- 黒 (Black)の略語がKなのは、Bがブルー (Blue)を表すために避けたのではなく、Key plate の key から来ている。Key plate とは、3色だけの混合だと実際には完全な黒が得られないため、より深いコントラストを得るために、より暗い色(多くは黒)で輪郭 (keyline)や濃淡などを印刷するための版 (plate)の事を指し、浮世絵版画で言う墨版(すみばん、黒色)に相当する。なお、Bkと表示する場合もある。この場合は Black の略である。
- また、実務上は、日本語でC-藍、M-アカ、Y-黄、B-スミと言うこともある。
一般にカラーの印刷物では、この4色(4版)を網点で掛け合わせて色を表現している。カタログやチラシなどの写真や色文字を拡大して見ると、色をこの4色の点で表現していることが分かる。
なお、金・銀などの特別な色は、始めから調合されたインキで表現する。これを「特色(スポットカラー)」という。この他にも蛍光色などプロセスカラーでは発色が難しい色の場合、特色インキの別版によって色域を補う。雑誌のロゴや吊広告などでよく使用される蛍光ピンクなどは特色である。
関連項目
プロセス・カラーと同じ種類の言葉
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