トンネル・ボーリング・マシンとは? わかりやすく解説

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トンネルボーリングマシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 05:35 UTC 版)

ゴッタルドベーストンネルの掘削に使われたTBM(模型)

トンネルボーリングマシン (tunnel boring machine, TBM, 全断面トンネル掘進機)は、トンネル掘削に用いられる掘削機械。日本では技術的な導入時期の違いなどといった経緯により、「シールドマシン」をシールド工法すなわち外壁の施工までを機能に含み、また後方のその外壁(セグメントリング)との間のジャッキにより推進するものを指し、TBMは掘削のみの機能で外壁の施工は別途おこない、推進についても坑壁にグリッパを当てる形式のものを指している。後述のように日本国外ではこれらをあまり区別しないことも多い。

大断面のトンネルで地山の性質を見極めるために先行して掘り進む「先進導坑」の掘削に用いたり、大型TBMで本坑掘削を行う場合もある。

シールド工法とTBM工法は工法としては異なるが[注釈 1]、掘削機械としては双方の機能を持ち切り替え可能なシールドマシン兼TBMもあり、英仏海峡トンネルなどで使われた。日本国外では区別せずシールドマシンもTBMと呼ぶ[1]

フランススイスなど一部のキリスト教圏では、坑夫の守護聖人である聖バルバラにあやかって、トンネル掘削機に女性名をつける慣習がある。

脚注

注釈

  1. ^ 圧気工法がおこなわれなくなるなど、シールド工法自体の歴史的な変遷などもある。

出典


トンネルボーリングマシン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:26 UTC 版)

クロスレール」の記事における「トンネルボーリングマシン」の解説

事業計画ではドイツ8つヘレンクネヒト社の直径7.1 mの TBM使われ2種類機材のうち泥漿型はテムズトンネル使われチョーク層を通る掘削含まれる土圧バランス機 (ERBM) は粘土砂礫を通る掘削使われるTBM重量は1,000トン近くあり、長さ100 m超えるTBMにはトンネル掘削慣習から名前が付けられることになり、クロスレールでは2012年1月コンペ行い2,500超えるエントリーがあり、10ペア候補上がった公開投票2012年2月行なわれ最初の3ペアの名称が3月13日発表された。 Ada, Phyllis はロイヤルオークからパディントン区間エイダ・ラブレスとフィリス・ピアソール(英語版)にちなむ。 Victoria, Elizabeth はリモーペニンシュラからファリンドンの区間ヴィクトリア女王エリザベス2世にちなむ。 Sophia, Mary はプラムステッドからノース・ウーリッジの区間マーク・イザムバード・ブルネルイザムバード・キングダム・ブルネル父子それぞれの妻の名前にちなむ。(すなわちソフィアイザムバード・キングダム・ブルネルの母である)

※この「トンネルボーリングマシン」の解説は、「クロスレール」の解説の一部です。
「トンネルボーリングマシン」を含む「クロスレール」の記事については、「クロスレール」の概要を参照ください。

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