ティレル・010とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ティレル・010の意味・解説 

ティレル・010

(tyrrell 010 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 17:17 UTC 版)

ティレル・010
カテゴリー F1
コンストラクター ティレル・レーシング・オーガニゼーション
デザイナー モーリス・フィリップ英語版
先代 009
後継 011
主要諸元
シャシー カーボンファイバーモノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン、プルロッド、コイルスプリング
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン、プルロッド、コイルスプリング
エンジン フォード-コスワースDFV 2,993 cc (182.6 cu in), 90度 V8, NA, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ヒューランド FG 400 6速 MT
燃料 エルフ
タイヤ グッドイヤー
ミシュラン
エイヴォン
主要成績
チーム キャンディ・チーム・ティレル (1980)
ティレル・レーシングチーム (1981)
ドライバー デレック・デイリー
ジャン=ピエール・ジャリエ
エディ・チーバー
ミケーレ・アルボレート
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1980年南アフリカグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
23 0 0 0
テンプレートを表示

ティレル・010Tyrrell 010)は、ティレル1980年のF1世界選手権参戦用に開発したF1マシン。設計はモーリス・フィリップ英語版。最高成績は4位。

1981年シーズンも開幕戦から第11戦まで使用された。

概要

010はそれまでのマシン同様にフォード-コスワースDFVを搭載し、1980年シーズンの第3戦、南アフリカグランプリでデビューを果たした。ドライバーはジャン=ピエール・ジャリエデレック・デイリー第8戦イギリスGP(ブランズ・ハッチ)ではデイリーが4位、ジャリエが5位とダブル入賞を果たした。シーズン終盤の2戦ではケン・ティレルがスペアカーをサードカーとしてエントリーし、18歳の若さでイギリスF3チャンピオンとなった新鋭マイク・サックウェルを抜擢。このサードカーによりサックウェルをF1デビューさせて19歳182日のF1最年少出走記録を樹立するが、決勝ではマシンにトラブルが出たチームメイトに再スタート時マシンを譲ったためサックウェルはDNFとなった。(なお、2022年現在のF1最年少デビュー記録はマックス・フェルスタッペンの17歳165日)。010でチームは計4度の入賞を記録し、9ポイントを獲得した。

チームは1981年シーズンも引き続いて010を使用した。No.1シートにアメリカ人ドライバーのエディ・チーバーと契約。アメリカでの開幕戦(アメリカ西GP)だったこともあり、開幕のみセカンドシートにもアメリカ人のケビン・コーガンを起用したが、コーガンは0.07秒タイムが足りず予選を突破することが出来なかった。第2戦と第3戦の南米ラウンド(ブラジルGP&アルゼンチンGP)では、アルゼンチン人ドライバーのリカルド・ズニーノを起用、彼は2戦とも13位で完走した。ヨーロッパラウンドに入るとミナルディF2での走りをケン・ティレルがかねてより注目していたイタリア人ドライバーの新人ミケーレ・アルボレートを起用し[1]第4戦サンマリノGPでF1デビューさせた。

ティレルは1981年7月に、010に代わる新型の011を完成させた。チーバーは010で第9戦イギリスGPシルバーストン)決勝レースを4位の好結果で終えるが、このレースはチーバーが010に乗った最後の機会となった。次戦ドイツGPからチーバーのみ新車011をドライブした。アルボレートは第11戦オーストリアGPまで010で参戦し、旧型となっていたマシンによりリタイアが多く予選落ちも経験した。010の最後のレースはアルボレートによる第11戦オーストリアGPで、予選22位、決勝は40ラップ目にギアボックスのトラブルでリタイアした。第12戦オランダGPを前にチームメイトのチーバーから3戦遅れでようやくアルボレート用の011も完成し、010での参戦は終了となった。1981年シーズンの010はチーバーによる4度の6位以内入賞を記録し、8ポイントを獲得した。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 ポイント 順位
1980年 キャンディ・チーム・ティレル コスワースDFV
V8 NA
G ARG
BRA
RSA
USW
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
12* 6位
3 デイリー Ret 8 9 Ret 11 4 10 Ret Ret Ret Ret Ret
4 ジャリエ 7 Ret 5 Ret 14 5 15 Ret 5 13 7 NC
43 サックウェル Ret DNQ
1981年 ティレル・レーシングチーム コスワースDFV
V8 NA
M

A

USW
BRA
ARG
SMR
BEL
MON
ESP
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
CPL
10** 10位
3 チーバー 5 NC Ret Ret 6 5 NC 13 4
4 コーガン DNQ
ズニーノ 13 13
アルボレート Ret 12 Ret DNQ 16 Ret DNQ Ret

* ティレル・009による3ポイントを含む。
** ティレル・011による2ポイントを含む。

脚注

  1. ^ ロングインタビュー ミケーレ・アルボレート To The Next Win「敗れざる夢」 Sports Graphic Number 297 F1クライマックス'92 50-54頁 1992年8月20日発行



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ティレル・010」の関連用語

ティレル・010のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ティレル・010のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのティレル・010 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS