pour pointとは? わかりやすく解説

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流動点

英語 pour point

流動点とは、JIS K2269で規定され方法鉱油潤滑油冷却したとき、それが琉動する最低の温度をいい、潤滑油低温流動性指標である。流動点は潤滑油中のパラフィンワックスぶんの溶解性温度低下伴って析出することに起因するため、ワックスぶんの多いパラフィン系基油は、溶剤脱ろう行って流動点を下げる。エンジンオイルなどは、流動点が低いほどいいわけであり、低温結晶化成長抑制目的とする流動点降下剤などを添加している。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ポア・ポイント

読み方ぽあ ぽいんと
【英】: pour point
同義語: 流動点  

»流動点

流動点

読み方りゅうどうてん
【英】: pour point
同義語: ポア・ポイント  

原油および石油製品低温における流動性を示す指標
純物質は、一定の温度融点)で液体から固体変化するが、多成分混合物である石油では、はっきりした融点示さない。そこで一定の条件流動しなくなる温度求め、これを流動点と称する日本工業規格JIS)K2269 によれば石油の流動点は、試験管にとった試料46 まで予備加熱したあと、規定方法冷却していき、予期流動点より 10 高い温度から測定開始して2.5 下がるごとに試験管冷却浴から取り出して観察する。こうして試験管を横にしても 5 秒間全く動かなくなる温度求めてそれより 2.5 高い温度を流動点とする。流動点が高い原油を扱う場合生産井生産処理設備輸送設備など設計並びに操業条件配慮が必要となる。操業温度条件が流動点近くまたはそれ以下場合には、原油加熱保温流動点降下剤添加といった対策が必要となる。石油製品扱いにおいても同様である。

流動点

【英】pour point

試料油を規定方法冷却したとき,試料流動する最低の温度をいい,潤滑油低温流動性指標とする。流動点は油中に析出するパラフィンワックス分によるため,ワックス分の多いパラフィン系基油溶剤脱ろう行って流動点を下げる。JIS K 2269。
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

プールポワン

(pour point から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/02 08:57 UTC 版)

プールポワン: pourpoint)は、14世紀半ばから17世紀にかけて西欧男子が着用した主要な上衣ダブレットダブリット: doublet)とも呼ぶ。時代を通じ多様な形態が見られるが、詰め物・キルティングが施されたこと、つきであることが共通する[1]。主にビロードウールサテン、金銀糸織、寄せ布などの素材で作られ、スラッシュ (slash)、ペンド (paned)、リボンレースなどで装飾されることもあった[2]


  1. ^ a b c d e f g h i j k 石山 (1982) p.446
  2. ^ 石山 (1982) p.447
  3. ^ a b c d 石山 (1982) p.689
  4. ^ a b c d e f g h i j k 丹野 (1980) p.356
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m 服装文化協会 (2006) 下 p.248
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 服装文化協会 (2006) 下 p.249
  7. ^ a b c d e f g h i 丹野 (1980) p.357
  8. ^ 石山 (1982) p.688
  9. ^ a b 石山 (1982) p.355


「プールポワン」の続きの解説一覧

流動点

(pour point から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/26 09:29 UTC 版)

流動点(りゅうどうてん、英語: pour point)とは主に石油分野、潤滑油分野で用いられる液体の低温流動性を示す数値。凝固する直前の温度となる。




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