ネットワーク‐カメラ【network camera】
ネットワークカメラ
ネットワークカメラとは、ネットワークを通じて、カメラで撮影した映像を見ることができるビデオカメラの総称である。
ネットワークカメラタは、Webカメラと同様、撮影した情報をIPによってネットワークへ転送する機能を持っている。普通のWebカメラはその都度コンピュータに接続して利用する利用形態が一般的だが、ネットワークカメラは、カメラ自体がIPアドレスを持っており、Webサーバーの機能を持っている。ネットワークカメラで撮影された画像はネットワークを通じて転送され、遠隔地からも内容を確認できる。Webブラウザで確認することができる。
ネットワークカメラは、Webカメラとしての用途や、防犯目的の監視カメラなどとして利用されている。暗闇でも撮影することができるよう、赤外線機能を搭載しているものもある。
ネットワークカメラ
(network camera から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/01 07:32 UTC 版)
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(ビデオ通話、動体検知、暗視撮影などが可能)
ネットワークカメラ (Network camera) とは、有線LANや無線LANによる通信機能を持つビデオカメラの形態。Webカメラの一種。
なお、「ネットワークカメラ」は通称であり、英語圏における厳密な名称としては "Internet Protocol camera" (IP camera) が用いられる。
概要
ネットワークカメラは、映像配信、取り付け台の向きや可変焦点レンズのコントロール、その他オプション機能を動作させる仕組みをコンピュータネットワークに対応させたものである。映像取得・各種操作に専用の端末を使う機種や、パソコンやサーバと通信して使用する機種がある。通信に際しては、専用のアプリケーションソフトウェアを用いるものや、ウェブブラウザを使用するものがある。
最低限必要な機能として以下のものが必要となる。
オプション機能の例として、以下のようなものがある。
- 映像信号を圧縮するコーデック(エンコード)回路
- 取り付け台の向きの変更(水平回転・仰角調整など)
- ズームや可変焦点レンズ・ピント合わせ(オートフォーカスなど)
- フラッシュの発光・威嚇音や警告音などの発射
Webカメラでも家庭向けの製品では、パソコンに接続して使用する事が前提となるが、ネットワークカメラはサーバ機能を持ち、ネットワーク環境があれば単独で運用可能である。あとは同じネットワークに接続されたコンピュータから通信して画像を受信したり操作したりする。その多くでは、TCP/IPの通信プロトコルに準拠しているため、インターネットへの接続が可能となっている。
セキュリティ上の懸念
映像がプライベート・ネットワークやLANではなく、インターネットを介して送信される場合、ネットワークカメラの映像はハッカーを含むより多くの人々に公開される可能性がある。悪意のある攻撃者は、プライベートのネットワークカメラのシステムにアクセスして、セキュリティ対策を無効にしたり、操作したり、映像を傍受したりすることができる。攻撃できるハッキングツールに、cameradarやffmpegなどがある[1][2][3]。このセキュリティ上のリスクは、ネットワークカメラへのアクセスを制限するように設計されたファイアウォールによってネットワークを保護し、ソフトウェアとファームウェアを最新の状態に保つことによって軽減することができる。ホワイトリストを設定することも対策となる[4]。
2012年、4chanのユーザーがTRENDnetホームセキュリティカメラの一部モデルの脆弱性を悪用し、数千台のストリーミングされていたネットワークカメラにハッキングした[5]。2014年には、Insecamサイトが、デフォルトのユーザー名とパスワードを使用し、保護されていないセキュリティカメラがある世界中の73,011の場所をリスト化したことが報告された[6]。Shodan.ioのような自動的にIoTデバイスを検出する検索サイトは、常に住宅や商業施設のIPアドレスをスキャンし、ネットワークカメラで一般的に使用されているものを含むポートやサービスを自動的に検出し、データベース化している[7]。Shodan.ioに登録したユーザーは、インターネットに接続している世界中のネットワークカメラのIPアドレスと脆弱性を検索することができる[8]。
流出
2025年7月には、アメリカを拠点とするセキュリティー企業ビットサイトテクノロジーズが行った調査で、パスワードなしで映像が見られる状態のカメラが全世界で4万台以上確認され、アメリカで約1万4000台、日本国内では約7000台のライブ映像が流出し、ウェブ上で公開されていることが発覚した[9][10][11]。
2025年11月30日には、韓国で12万台以上のIPカメラをハッキングし、海外のウェブサイトで性的搾取の素材としていた容疑で4人が逮捕された。この4人は共謀したわけではなく、それぞれ別々にハッキングしていた[12]。
脚注
注釈
出典
- ^ “デモと実例によるIPカメラ(CCTV)のハッキング” (2025年5月11日). 2025年6月9日閲覧。
- ^ “[https://github.com/Ullaakut/cameradar GitHub Ullaakut /cameradar]”. 2025年6月9日閲覧。
- ^ “IP Camera Hacking: The FFmpeg Tool for Streaming Camera Video - Hackers-arise.com”. 2025年9月4日閲覧。
- ^ “What is IP whitelisting? The complete guide to secure access - expressvpn.com”. 2025年9月4日閲覧。
- ^ “Somebody's watching: how a simple exploit lets strangers tap into private security cameras”. The Verge (2012年2月3日). 2017年2月19日閲覧。
- ^ “Peeping into 73,000 unsecured security cameras via default passwords” (英語). Network World (2014年11月6日). 2014年11月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月19日閲覧。
- ^ “Shodan” (英語). Shodan. 2025年6月9日閲覧。
- ^ OccupytheWeb "Getting Started Becoming a Master Hacker: Hacking is the Most Important Skill Set of the 21st Century!"(2019/11/25) pp..61-67
- ^ Inc, Nikkei (2025年7月14日). “防犯用ウェブカメラが危ない 国内7000台、映像「丸見え」”. 日本経済新聞. 2025年12月1日閲覧。
- ^ “防犯カメラ映像 大量流出 個人宅・オフィス・保育園“丸見え”犯罪悪用も 対策は?”. テレ朝NEWS. 2025年12月1日閲覧。
- ^ “防犯カメラ映像の流出先に月300万回アクセス数…海外7サイト分析、静止画保存機能持つサイトも”. 読売新聞オンライン (2025年11月8日). 2025年12月1日閲覧。
- ^ “South Korea police say 120,000 home cameras hacked for 'sexploitation' footage” (英語). www.bbc.com (2025年12月1日). 2025年12月1日閲覧。
関連項目
- network cameraのページへのリンク