レガシー‐システム【legacy system】
読み方:れがしーしすてむ
時代遅れになってしまった古いコンピューターシステムのこと。
レガシーシステム
レガシーシステムとは、旧来のシステムのことである。主にコンピューターシステムを指し、過去の遺物であるようなシステムという意味合いを持つ。
コンピューターの世界は技術の進歩が速く、数年を経れば既に時代遅れとなってしまうことも珍しくない。そこで買い足しによる整備を行えば新旧のシステムは混在することになる。しかし旧来のシステムがそこに残っていることによって、新しく導入されたシステムの足手まといになることがある。例えば、社内で新しいシステムを導入した際、旧来のシステムを用いる部署が残っていたとすれば、部署どうしのデータの互換性がなくなり、社内LANも有効に機能しなくなる可能性が出てくる。
レガシーシステムは、いかにして統合され、新しいシステムへ円滑に移行されていくかを課題として持っている。過去の遺物としてのレガシーシステムを完全に排斥し、まったく最新のシステムのみである状態は、レガシーフリーと形容される。
レガシーシステム
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2017年7月) |

レガシーシステム(英: legacy system)とは、主にコンピュータの分野で、代替すべき新しい技術などのために古くなったコンピュータのシステムや技術などのことである。そのようなデバイスをレガシーデバイス、そのようなオペレーティングシステムを、レガシーOSなどともいう。
概要
レガシー (legacy) とは英語で資産・遺産という意味であり、レガシーシステムとは典型的には、まだユーザーが必要とする機能を持つが、現在可能な、より新しい技術やより効率的な技法ではないシステムのことである。
しかしレガシーシステムという用語は、明確な定義は無く、立場に応じた相対的な呼称として使用されている。
コンピュータ・システム全般では、1980年代のダウンサイジングの時代に、当時のオープンシステムやクライアントサーバシステムが普及すると、従来のメインフレームやオフィスコンピュータあるいはバッチ処理などのアプリケーションなどを否定的な意味で呼ぶ場合に広く使用された。1990年代にインターネットやイントラネットが普及すると、クライアントサーバシステムもレガシーと呼ばれるようになった。
またパーソナル・コンピュータでは、MS-DOSなどのオペレーティングシステムや、フロッピー・ディスクなどのストレージデバイスやメディアが呼ばれるようになった。
一般的にレガシーシステムは、実績がある反面、サポート切れや開発・運用・保守などの制約やコストが高まるリスクがあるため、より新しい技術やシステムへの移行(マイグレーション)が進められる場合もある。
関連項目
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