ハイパスフィルタ
【英】HPF, High-Pass Filter, LCF, Low-Cut Filter
ハイパスフィルタとは、周波数フィルタと呼ばれる回路の一種で、ある周波数を境目としてそれよりも高い周波数のみ通過させる性質をもった回路のことである。
フィルタ回路において、通過させる周波数と遮断する周波数とを分ける境界になっている周波数は、遮断周波数(カットオフ周波数)と呼ばれている。フィルタ回路には、ハイパスフィルタの他に、低域のみを通過させて高域を遮断するローパスフィルタ(LPF)、特定の周波数帯域のみを通過させて他の帯域を遮断するバンドパスフィルタ(BPF)、あるいは特定の周波数帯域のみを遮断して他の帯域を通過させるバンドエリミネーションフィルタ(BEF)などがある。
参照リンク
フィルタの種類と理想特性 - (株式会社エヌエフ回路設計ブロック)
【LCF】(えるしーえふ)
- Low Cost Fighter(低コスト戦闘機)。
1970年代、アメリカ空軍が立案した小型戦闘機の開発計画。
当初は「LWF」(軽量戦闘機計画)と呼ばれていた(立案の経緯についてはLWFの項を参照のこと)。
この計画による競争試作に、ジェネラル・ダイナミクス(現ロッキード・マーチン)社はYF-16を、ノースロップ社はP530「コブラ」(YF-17)を以って参加。
評価の結果、ジェネラル・ダイナミクス社の案がF-16として採用された。
- Low Capability Fighter(低能力戦闘機)。
1項のLCF計画に対する皮肉の意味を込めた隠語。
しかし、そのような揶揄を受けつつ世に送り出されたF-16は、極めて高い潜在能力を評価されて数々の派生型を生み出し、アメリカを代表する優秀なマルチロールファイターとして大成している。
- lcfのページへのリンク