宇宙科学研究所 ISAS(Institute of Space and Astronautical Science)
日本の科学目的の宇宙開発を行う文部省直轄の研究所。その濫觴は、東京大学の一グループが1950年代にロケットと宇宙科学の研究を始めた時点まで溯るが、宇宙科学研究所としての正式な発足は1981年である。1970年2月に日本初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げに成功。更に、K型、S型などの観測ロケットの他、Mu(ミュー)ロケットを使って科学研究用の人工衛星を打ち上げており、1986年には、ハレー彗星探査の「さきがけ」、「すいせい」を地球重力の外へ脱出させることに成功した。1998年7月4日、日本初の火星探査機プラネットB(後に「のぞみ」と命名された)を打ち上げた。この探査機は、火星の大気と太陽風の相互作用の調査を行う探査機で、日本の本格的な惑星探査の先駆けとなる。(のぞみは地球スウィングバイの際の不具合によって、火星到着が大幅に遅れ、2004年1月となった。)宇宙科学研究所の今後のプロジェクトとしては、1999年の月面探査「ルナーA」、2002年の「ミューゼスC」(小惑星のサンプル・リターン計画)および「ルナーA」、2003年の宇宙開発事業団との共同で行う月探査「セレーネ」、赤外線天文衛星「アストロF」(2003年)、太陽観測衛星「ソーラーB」(2004年)がある。
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