fungi cideとは? わかりやすく解説

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殺菌剤 [Bacteri(o)cide(s),Fungicide(s)]

 一般にウイルス含めた微生物殺滅する薬剤をいうが、狭い意味では細菌真菌殺滅する薬剤を指す。また、化学的な殺菌消毒といい、その薬剤消毒剤とよんでいるが、一般ではほとんど殺菌剤と同じ意味で使用されている。殺菌剤には微生物細胞直接破壊する強力な作用をもつ薬剤(本来の消毒剤)と微生物代謝特異的に阻害して、その増殖抑える薬剤(抗生物質化学合成薬剤)がある。 前者はおもに公衆衛生上で使用され後者農林業や畜水産業上でよく使用される
おもな消毒剤としてアルコール類(エタノールなど)、塩素系(塩素ガス晒し粉次亜塩素酸ナトリウム塩素化イソシアヌール酸、クロラミン T)、ヨウ素系(ルゴール液ヨードチンキヨードホルムポビドンヨード、ヨードホール)、フェノール系(フェノール、クレゾールヘキサクロロフェン)、有機水銀系(マーキュロクロム)、酸化剤(オキシドール過マンガン酸カリウム)、界面活性剤(逆性石鹸など)、酸やアルデヒド(ホウ酸、ホリマリンなど)があり、そのほかに、よく使用される強力な消毒剤としてジグアニジン-塩素系のヒビテンがある。また、最近オゾンによる殺菌行われるようになった
一方農林・水産業食品・繊維工業では動植物病原菌腐敗・変性防除するための殺菌・防腐剤も多い。古くから使用されてきたボルドー液(硫酸銅生石灰)や有機水銀剤をはじめ多種類の合成薬剤がある。しかし、これらの殺菌剤は毒性が強い物質多く、その使用当たって充分な注意が必要である。

殺菌剤 (農薬その他)

(fungi cide から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 20:50 UTC 版)

農薬における殺菌剤(さっきんざい)とは、植物に対する病原性を有する微生物を殺す、または増殖を抑止するための薬剤をいう。


  1. ^ 石山哲爾、「有機水銀殺菌剤」『有機合成化学協会誌』 1960年 18巻 8号 p.550-564, doi:10.5059/yukigoseikyokaishi.18.550, 有機合成化学協会
    訂正、J. Syn. Org. Chem., Jpn. Vol.19 No.7 (1961) pp.548b-548b
  2. ^ [1]
  3. ^ 竹内昭士郎、「出穂期を異にする水稲種子の馬鹿苗病による汚染と種子消毒の効果」『関西病虫害研究会報』 1972年 14巻 p.14-19, doi:10.4165/kapps1958.14.0_14, 関西病虫害研究会


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