CAE
コンピューター支援エンジニアリング、すなわちコンピューターシミュレーションによる性能予測、分析、改善のこと。構造や現象を数学モデルで表現し、コンピューター内で有限要素法(FEM)や差分法(FDM)を用いて数値計算を行い、結果をディスプレイ上に表示する。自動車の開発においては、(1)エンジン、ボディ、シャシーなど多くのユニットや部品の強度、剛性、振動特性や、(2)衝突性能、NVH、加速性能、操縦安定性、ブレーキ性能、乗り心地、空力性能など、多くの性能のシミュレーションを行う。
参照 CAD、FDM、FEMCAE
コンピューター支援(援用)工学(設計解析)といわれ、強度解析、振動解析に代表されるシミュレーションにより、製品の試作や実験の回数を少なくして開発コストの削減やリードタイムの短縮が可能になってきた。コンピューターの高度化、高速化によりグラフィック技術も発達し、鋳造や樹脂成形における材料の流れ解析、鋼板のプレス成形シミュレーションなどによる型具の成形テスト回数の大幅削減など、現在では生産準備業務にもなくてはならないものである。
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