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酢酸ナトリウム

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/07 05:12 UTC 版)

酢酸ナトリウム
識別情報
CAS登録番号 127-09-3 , 6131-90-4 
PubChem 無水物: 517045三水和物: 23665404
ChemSpider 無水物: 29105 
UNII NVG71ZZ7P0 , 4550K0SC9B 
EC番号 204-823-8
E番号 E262 (防腐剤)
DrugBank DB09395
KEGG D01779
ChEBI
ChEMBL CHEMBL1354 
RTECS番号 AJ4300010 (無水物)
AJ4580000
バイルシュタイン 3595639
Gmelin参照 20502
特性
化学式 C2H3NaO2
モル質量 82.03 g mol−1
外観 White deliquescent powder or crystals
匂い Vinegar (acetic acid) odor when heated to decomposition[1]
密度 1.528 g/cm3 (20 °C, 無水物)
1.45 g/cm3 (20 °C, 三水和物)[2][3]
1.28 g/cm3 (液体, 三水和物)[3]
融点

324 °C, 597 K, 615 °F (
(無水物)
58 °C (136 °F; 331 K)
(三水和物))

沸点

881.4 °C, 1155 K, 1619 °F ((無水物)
122 °C (252 °F; 395 K)
(三水和物) 分解)

への溶解度 無水物:
119 g/100 mL (0 °C)
123.3 g/100 mL (20 °C)
125.5 g/100 mL (30 °C)
137.2 g/100 mL (60 °C)
162.9 g/100 mL (100 °C)
三水和物:
32.9 g/100 mL (-10 °C)
36.2 g/100 mL (0 °C)
46.4 g/100 mL (20 °C)
82 g/100 mL (50 °C)[4]
溶解度 アルコール, ヒドラジン, SO2に溶解[5]
メタノールへの溶解度 16 g/100 g (15 °C)
16.55 g/100 g (67.7 °C)[5]
エタノールへの溶解度 三水和物:
5.3 g/100 mL
アセトンへの溶解度 0.5 g/kg (15 °C)[5]
酸解離定数 pKa 24 (20 °C)[5]
4.75 (when mixed with CH3COOH as a buffer)[6]
塩基解離定数 pKb 9.25
磁化率 −37.6·10−6 cm3/mol
屈折率 (nD) 1.464
構造
結晶構造 単斜晶
熱化学
標準生成熱 ΔfHo −709.32 kJ/mol (無水物)[5]
−1604 kJ/mol (三水和物)[2]
標準モルエントロピー So 138.1 J/(mol·K) (無水物)[7]
262 J/(mol·K) (三水和物)[2]
標準定圧モル比熱, Cpo 100.83 J/(mol·K) (無水物)[7]
229 J/(mol·K) (三水和物)[8]
危険性
安全データシート(外部リンク) Fisher Scientific
主な危険性 刺激性
NFPA 704
1
0
1
引火点 >250 °C (482 °F; 523 K) [6]
発火点 607 °C (1,125 °F; 880 K) [6]
半数致死量 LD50 3530 mg/kg (oral, rat)
>10000 mg/kg (rabbit, dermal)
半数致死濃度 LC50 >30 g/m3 (rat, 1 h)
関連する物質
その他の陰イオン ギ酸ナトリウム
プロピオン酸ナトリウム
その他の陽イオン 酢酸カリウム
酢酸カルシウム
関連物質 二酢酸ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
酢酸ナトリウム

酢酸ナトリウム(さくさんナトリウム、Sodium acetate)とは、酢酸ナトリウムのつくるである。酢酸ソーダとも言う。無水物と三水和物が存在する。

無水物、三水和物ともに無色の結晶である。

無水物、三水和物ともにによく溶けるが、有機溶媒にはほとんど溶けない。弱と強塩基の塩なので、水溶液は弱アルカリ性を示す。

酢酸と水酸化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムの中和により三水和物が得られ、この三水和物を120 °C – 250 °Cで加熱すると無水物となる。

用途

緩衝溶液の調製、染料媒染剤に用いられるほか、融解熱が大きいので暖房器具の保温材としても使われる。漬物などの保存料がわりに使われることもある。

またポテトチップスの一部に酢酸ナトリウムが酸味として用いられる。[9]

蓄熱

酢酸ナトリウムは、蓄熱、エコカイロに使われている。酢酸ナトリウムの過飽和水溶液は結晶化をによって相当な発熱を生じる。

酢酸ナトリウムの三水和物の結晶は58–58.4 °C (136.4–137.1 °F)で融解し[10][11]、液体酢酸ナトリウムは解放された結晶水に溶ける。融点を超えて加熱し、その後冷却させると、水溶液は過飽和状態になる。この水溶液は、結晶を形成することなく室温まで冷却することができる(過冷却)。カイロ内の金属片を押すことにより、核生成中心が形成され、溶液が結晶化して固体の酢酸ナトリウム三水和物に戻る。結晶化のプロセスは発熱反応である[12]。 融解熱は約264〜289kJ/kg(73〜80Wh/kg)である[10]。不可逆的な化学反応に依存するものなど、いくつかのタイプのカイロとは異なり、酢酸ナトリウムカイロは、結晶が完全に溶解するまで、沸騰したお湯に数分間浸し、ゆっくりと室温まで冷却させることによって、簡単に再利用することができる[13]

三水和物の熱伝導率が0.2W/mKと水の1/3程度しか無いのが弱点。[14]

合成・反応

合成

酢酸エチルに水酸化ナトリウムを加えて鹸化すると得られる。

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