WWFによる買収 - 終焉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 06:14 UTC 版)
「WCW」の記事における「WWFによる買収 - 終焉」の解説
WWFが買収したのは「WCWが持つ全てのパテント」、「WCWが持つNWA時代からの映像ソース」、「24名の選手の契約書」で、WWFは当初はTVマッチオンリーの、若手選手を中心としたWWF傘下のブランドとしてWCWを再構築する予定だった。 しかし、買収後にWWFと契約したWCW所属選手が、ブッカー・Tとダイヤモンド・ダラス・ペイジを除き全員が若手選手と中堅選手であったため(他の大物選手はWCWの親会社AOLタイム・ワーナーとの個人契約が残っており、すぐにはWWFのリングに上がれなかった)、放送局やスポンサーが見つからず、この計画は頓挫している。 再構築を諦めてWWFの番組に選手を登場させる方針に転換。しかし、乱入などを繰り返すも観客の反応は薄く、鳴り物入りで行なわれたブッカー・T対バフ・バグウェルのWCWヘビー級王座戦も完全な不発に終わった。その後、旧WCW所属選手が集まって復活したECWと結託するというストーリーが組まれてWWF対アライアンス(WCW / ECW連合軍)のアングルで人気を煽ろうとしたものの、旧WCWレスラーで目立った活躍の場が与えられたのはブッカー・Tだけで、徐々にロブ・ヴァン・ダムを筆頭とするECW勢とWWFから寝返ったストーン・コールド・スティーブ・オースチンがアライアンス軍の中心となって行き、WCW勢は徐々にフェードアウトして行った。そしてストーリーの終結をもってWCWは消滅した。 近年、映像の権利を持つWWE(旧:WWF)からWCWのDVDが発売されている。
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