WW1〜WW2とは? わかりやすく解説

WW1〜WW2(Reichswehr and Wehrmacht)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/30 22:58 UTC 版)

下士官 (ドイツ軍)」の記事における「WW1〜WW2(Reichswehr and Wehrmacht)」の解説

第一次大戦 (WW11918年)後の共和制およびナチスドイツにおいて、それぞれ軍制度は大きく再編成された。再軍備には大きな制約置かれており、少な将校で高い指揮能力維持するため、上級下士官小隊指揮官職(臨時小隊長となる)に位置づけられ、階級増えて上級下士官グループ強化される方向再編成された。Feldwebelの上位にOberfelwebel、さらにその上位にStabsfeldwebelを設けた。ただし、Stabsfeldwebelは、名誉職であって実質最上位下士官はOberfeldwebelであったまた、従来Feldwebelが行っていたCompany Sergeant Major役割は、Hauptfeldwebelに移行したが、こちらは階級ではなくOberfeldwebelの先任者より必要があれば任命する役職となったFeldwebelは、小隊指揮官職 (platoon leader) として位置付けられ前述通り3階級に細分化するとともにVizefeldwebelは廃止された。実質的には、Vizefeldwebelが新たなFeldwebelに、従来Feldwebel新たなOberfeldwebelに役割移行した下級下士官グループSergeant1921年にUnterfeldwebelと改称したまた、准士官Offiziersstellvertreterは士官候補生除き廃止された。 中隊における上級下士官は、米英では2〜3名であるが、ドイツ軍では2〜7名存在した逆に正規将校中隊長第1小隊長 (副中隊長兼務)のみの編成もあり、Oberfeldwebelは、第2、第3小隊長、中隊段列小隊長補給小隊長中隊本部指揮班長などに就きFeldwebelはその補佐役や中隊本部幹事就いた海軍でも同様である。全体的に将校少なく小型艦艇では、米英では将校以って配置する機関士航海士にもOberbootsmannが配置されている。 米英では、曹長など上級下士官中隊人事経理主任事務管理統括する役職についても小隊長になる資格はなかったのに対しFeldwebel (Bootsmann) 以上の上級下士官グループは、初めから小隊長など初級将校代理を果たす階級として制度化されており、この点で米英軍隊にない独特の管理者層を形成した階級は国による扱い異なるため厳密に対応しないが表にまとめると以下である。 WW2 陸軍 階級名 (訳)役割内容米軍該当階級 英軍該当階級Stabfeldwebel(特務曹長) 25年以上勤続名誉職 1st Sergeant(司令部曹長) Regimental Sergeant Major(連隊曹長) Oberfeldwebel(上級曹長) *) 小隊長 Master Sergeant(曹長) **) Sergeant Major(上級曹長) **) Feldwebel(曹長) 小隊長代理中隊幹事 Technical Sergeant(下級曹長) Color Sergeant(曹長) Unterfeldwebel(下級曹長/上級軍曹) 中隊幹事分隊長 Staff Sergeant(上級軍曹) Sergeant(軍曹) Unteroffizier(軍曹/伍長) 分隊長 Sergeant/Corporal(軍曹/伍長) Corporal(伍長) *)Hauptfeldwebel は、役職。OberfeldwebelまたはFeldwebelより適宜任命 **)小隊長などになる資格はない WW2 海軍 階級名 (訳)役割内容米軍該当階級 英軍該当階級Stabsbootsmann(兵曹長) 初級士官配置(Oberbootsmann12年以上 ) Warrant officer(兵曹長) 掌長 Fleet Cheif Petty officer(兵曹長) 掌長 Oberbootsmann(先任上等兵曹) 初級士官配置掌長 Chief Petty Officer(上等兵曹) 先任下士官 Chief Petty Officer(上等兵曹) 先任下士官 Bootsmann(上等兵曹) 先任下士官 Petty Officer 1st(一等兵曹) Petty Officer(兵曹) Obermaat(先任兵曹) 下士官 Petty Officer 2nd(二等兵曹) ランクなし Maat (兵曹) 下士官 Petty Officer 3rd(三等兵曹) Leading Rate(兵長)

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