Visual Studio 2012
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 16:09 UTC 版)
「Microsoft Visual Studio」の記事における「Visual Studio 2012」の解説
Visual Studio 2012は、2012年9月12日に公開された。 .NET Framework 4.5に対応しており、従来のバージョンにも切り替え可能。エディション構成は変更ないものの、Express エディションの構成は大きく変更された。前バージョンの Visual Studio 2010 Express エディションでは、デスクトップアプリケーション開発向けのエディションは「Visual C# 2010 Express」「Visual Basic 2010 Express」「Visual C++ 2010 Express」として言語別に提供されていたが、本バージョンでは「Visual Studio Express 2012 for Desktop」に統合されることになった。また「Visual Studio Express 2012 for Web」と、Windows 8用のアプリケーション(Windowsストアアプリ)が開発可能な「Visual Studio Express 2012 for Windows 8」が提供された。開発環境としての対応オペレーティングシステムがWindows 7とWindows 8のみとなり、Windows Vista以前のオペレーティングシステムでは最新のコア機能が存在しないため対応されない。「Visual Studio Express 2012 for Windows Phone」は10月30日に公開された。Windows Phone SDK 8.0の一部として含まれるExpressエディション以外のVisual Studio 2012がインストールされている場合にはアドオンとして機能するが、インストールされていない場合には単体の開発環境として機能する。 主な変更点は、Windows 8 アプリケーション(Windowsストアアプリ、WinRTアプリ)開発へ対応したほか、ユーザーインターフェイスの外観がWindows 8のデザインに合わせて変更され、非常に簡素なデザインに仕上がっている。また、同梱されているWindows SDK 8.0には、これまで単独提供されていたDirectX SDKが統合され、フルスペックのDirectXアプリケーションを開発できるようになっている。また、PIX for Windowsの代替として、Professional以上のエディションにはGraphics Diagnosticsが付属する。 バージョン2010まではIDEの正規表現検索・置換機能にVisual Studio独自の文法を用いていたが、2012以降では.NETベースの正規表現に変更された。そのほか、標準のVisual Studioマクロ機能はバージョン2010までの提供で、2012では廃止されている。 Update 1は2012年11月26日に、Update 2は2013年4月4日に、Update 3は2013年6月26日に、Update 4は2013年11月23日に、Update 5は2015年8月24日に公開された。
※この「Visual Studio 2012」の解説は、「Microsoft Visual Studio」の解説の一部です。
「Visual Studio 2012」を含む「Microsoft Visual Studio」の記事については、「Microsoft Visual Studio」の概要を参照ください。
- Visual Studio 2012のページへのリンク