UB-5000F
UB-5000F
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 09:09 UTC 版)
「ソビエトにおける誘導弾の開発の歴史」の記事における「UB-5000F」の解説
UB-5000FはUB-2000Fの拡大版で共通点が多い。全長4.7メートルから6.8メートル、X字型翼の翼幅は2670 mm、安定翼の翼幅は1810 mmに増加して総重量は5,100㎏で、弾頭部が4,200㎏だった。開発の主要な問題点はUB-2000Fの開発段階で解決済だったので開発はより容易でより重く、高速で飛行するので構造体が強化された。 UB-5000Fの開発の初期の段階ではフリッツXを元に開発されたUB-2000Fと同様の手動指令照準線一致誘導方式とテレビ誘導方式の2形式が検討された。1954年の2回目の試験ではテレビ誘導式がTu-4爆撃機に装備された。地上の標的の画像を爆弾から見ながら操作手はジョイスティックで制御指令をUB-5000Fへ送信して補助翼を動かす。さらにテレビ装置の使用は照準の精度を高め、天候への依存を減らし、標的の頭上を通過する必要性を廃する事で母機の生存性を高める。
※この「UB-5000F」の解説は、「ソビエトにおける誘導弾の開発の歴史」の解説の一部です。
「UB-5000F」を含む「ソビエトにおける誘導弾の開発の歴史」の記事については、「ソビエトにおける誘導弾の開発の歴史」の概要を参照ください。
- UB-5000Fのページへのリンク