わらと炭とそら豆
(The Straw, the Coal, and the Bean から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 09:06 UTC 版)
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この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2011年7月)
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『わらと炭とそら豆』(わらとすみとそらまめ)(Strohhalm, Kohle und Bohne)はグリム童話の一つ。漢字・かな表記や語の順はテキストによって異なる場合がある。「由来譚(ゆらいたん)」と呼ばれる、ものごとの始まりを示す話の一例。
あらすじ
お婆さんが、そら豆を煮ようと鍋にたくさん入れると、1粒が鍋の外に転がって土間に落ちた。次にお婆さんは、かまどに火を着けるためわらを一掴み取ったが、1本のわらが手から滑って土間に落ちた。火がついて薪が燃えると、ぽんとはぜて赤く焼けた消し炭[1]が1個飛んで土間に落ちた。
「危なく煮られるところだった」とそら豆が言った。「僕も危なく燃やされるところだった」とわら。「僕も、あのまま燃やされたら灰になるところだった」と炭も言う。ここにいたらどうなるか分からないから旅に出よう、と3人の相談がまとまり、わら・炭・そら豆は家の外に出て野原を歩いて行った。しばらく行くと小さな川がある。どうしよう、これでは進めない。3人は考えたが、わらが、自分が横たわって橋になるから、君たちが渡って、向こう岸についたら僕を引き上げてくれ、と提案した。そら豆と炭も賛成し、さっそくわらは横になって小川の両岸をつないだ。最初に炭が渡ったが、ちょうど真ん中あたりまで来た時、流れる水が怖くなって、つい立ちすくんで止まってしまった。まだ赤く焼けた消し炭がわらの上で動かなくなったからたまらない。わらに火が燃え移り、二つに折れて水に落ちてしまった。炭もいっしょに落ち、ジュッと音を立てて沈んだ。
その様子を見ていたそら豆は、おかしくてたまらなくなり、腹を抱えて笑い転げた。あまりに笑い過ぎたものだから、とうとう腹が破裂してしまった。そこへ1人の仕立て屋が通りかかった。仕立て屋は親切な人だったので、そら豆の破れた腹を糸で縫い合わせて助けてやった。けれども、たまたま黒糸しか持っていなかったので、黒糸を使った。それ以来、そら豆には黒い縫い目が付くようになったそうである。
脚注
- ^ 薪や木炭が完全に燃え切らないでできる炭。着火しやすいので火種に用いる。
外部リンク
- 『わらと炭と豆』:新字新仮名 - 青空文庫(矢崎源九郎訳)
「The Straw, the Coal, and the Bean」の例文・使い方・用例・文例
- The Malay Times に掲載されていた、非常勤の下級アナリストの職に関する広告についてご連絡を差し上げています。
- ‘They are flying kites.' はあいまいな文である.
- 話し中です (《主に英国で用いられる》 The number's engaged.).
- 名詞相当語句 《たとえば The rich are not always happier than the poor. における the rich, the poor など》.
- 総称単数 《たとえば The dog is a faithful animal. の dog》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- 英国学士院 (The Royal Society)の会報.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- 『Scotish』は、『The Scottish Symphony』や『Scottish authors』、あるいは、『Scottish mountains』のような、より正式な言葉遣いの傾向がある
- STD(神学博士)はラテン語のSanctae Theologiae Doctorに由来する
- 『The boy threw the ball(少年がボールを投げた)』は、能動態を使う
- 『The ball was thrown(ボールは投げられた)』は簡略化された受動態である
- 1992年,「The Animals(どうぶつたち)」という本のために,まどさんの動物の詩のいくつかが皇后美(み)智(ち)子(こ)さまによって英訳された。
- 式典は,3Dコンピューターアニメ映画「I Love スヌーピー The Peanuts Movie」の米国公開の数日前に行われた。
- botherの単純過去系と過去分詞系
- 先行詞がthis,that,these,thoseの場合はwhichを用いるのが普通です。
- ウェストミンスター寺院 《the Abbey ともいう》.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- ビザンチン教会, 東方正教会 《the Orthodox (Eastern) Church の別称》.
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