Sonate für Klavier Nr.19 c-Moll D 958とは? わかりやすく解説

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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調

英語表記/番号出版情報
シューベルトピアノ・ソナタ 第19番 ハ短調Sonate für Klavier Nr.19 c-Moll D 958作曲年1828年  出版年1839年  初版出版地/出版社: Diabelli 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro1200
2 第2楽章 Mov.2 Adagio8分00
3 第3楽章 Mov.3 Menuetto: Allegro 4分00
4 第4楽章 Mov.4 Allegro9分00

作品解説

2007年6月 執筆者: 稲田 小絵子

 1828年9月シューベルト体調をくずし、兄フェルディナントのもとへ身を寄せた。死のわずか2ヶ月前のことである。しかし彼の創作意欲衰えず最後3つのピアノ・ソナタ一気生み出した。第19番その1作目にあたる。そして10年後の1838年に、ディアベリ社から「シューベルト最後作品3つの大ソナタ」として、第2021番と共に出版された。作曲家J・Nフンメル献呈するつもりであったが、出版前年当の受取人没したため、出版社判断シューマン献呈されることになった
 ベートーヴェンピアノ変奏曲WoO80を意識したことは、第1楽章冒頭から明らかである。前年没した偉大な先輩対すオマージュであろうか。

第1楽章アレグロハ短調3/4拍子ソナタ形式冒頭主題ベートーヴェンピアノ変奏曲WoO80によく似ている全体的にも、シューベルト特有のやわらかな響き少なく厳しく不気味な雰囲気占められている。コーダ部分でも再びベートーヴェン想起させる
第2楽章アダージョ変イ長調2/4拍子ベートーヴェンの《悲愴ソナタ同じように、変ホ長調のやさしい主題始まり、そしてまた翳りをみせる。転調頻繁である。
第3楽章メヌエットアレグロハ短調3/4拍子比較穏やかな楽章メヌエット部とトリオ部対比強くはない。だがその分フィナーレ躍動感生きてくるだろう。
第4楽章アレグロハ短調6/8拍子ソナタロンド形式タランテラのような快速楽章。他にも舞曲のようなリズム感じさせる生き生きとしたフィナーレである。




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