Sonate für Klavier Nr.18 F-Dur K.533とは? わかりやすく解説

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モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第15(18)番 ヘ長調(アレグロとアンダンテ)

英語表記/番号出版情報
モーツァルトピアノ・ソナタ15(18)ヘ長調アレグロとアンダンテSonate für Klavier Nr.18 F-Dur (Allegro und Andante)  K.533(K.494)作曲年1788年  出版年1788年  初版出版地/出版社Hoffmeister 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro7分30秒
2 第2楽章 Mov.2 Andante9分30秒
3 第3楽章 Mov.3 Rondeau5分00

作品解説

2007年9月 執筆者: 稲田 小絵子

このソナタ最初2つ楽章終楽章ロンドは、本来、別個の作品であった自作品目録を見ると、後者ロンド1786年6月10日付けで《ピアノ独奏のための小ロンド》K.494として(翌年単独出版)、そして前者1788年1月3日付けで《ピアノ独奏のためのアレグロとアンダンテ》K.533として記されている。これらは、同年ロンドK.494の改訂経て改めて3楽章制の「ソナタ」として出版されのである。これがモーツァルト最終的な意図であるとして、現在でもソナタジャンル受け入れられている。したがって番号は第18番与えられることがあるものの(新全集では第15番)、作曲年代から考えれば、この作品第14番K.457と第15番K.545の間に収まるものである。

第1楽章アレグロヘ長調2/2拍子ソナタ形式第1主題下行形とオクターヴ跳躍および第2主題の3連符効果的に展開され華やかさを増す一方で対位法的な要素楽章全体張り巡らされている。
第2楽章アンダンテ変ロ長調3/4拍子ソナタ形式主題は、フレージングイレギュラーである上、女性終止弱拍で終わること)のために非常に不安定な印象与える。また、特に展開部和音対位法的な動き伴って不可思議な響きもたらしている。
第3楽章アレグレットヘ長調2/2拍子ロンド形式。もともと小規模なロンドであったが、ソナタとして出版する際に、カデンツァ風のパッセージなどが挿入され終楽章ふさわしく仕上げられている。また、対位法的な処理も加えられ、前楽章との統一はかられている。




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