Sonate für Klavier Nr.17 D-Dur D 850 Op.53とは? わかりやすく解説

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シューベルト:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調

英語表記/番号出版情報
シューベルトピアノ・ソナタ 第17番 ニ長調Sonate für Klavier Nr.17 D-Dur D 850 Op.53作曲年1825年  出版年1826年  初版出版地/出版社Artaria 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro vivace 8分00
2 第2楽章 Mov.2 Con moto 1330秒
3 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Allegro vivace 8分30秒
4 第4楽章 Mov.4 Rondo: Allegro moderato 8分00

作品解説

2007年6月 執筆者: 稲田 小絵子

 1825年4,5月に2つピアノ・ソナタ1516番作曲した後、シューベルト上オーストリアの旅に出た第17番はその旅先書かれたものである。この作品前作引き続きシューベルト生前出版されることができた。献呈友人でもあるピアニストのカール・マリア・フォン・ボックレット(1801-81)になされている。
 40近くもかかるほど拡大されソナタであるにもかかわらず全体通して精気満ち充実した作品であるのは、同年ウィーン楽友協会補欠理事選出されるなど、音楽家として認められことによる作曲家自信表れだろうか
 なお、この旅行中には、消失した考えられていた《ガスタイン》交響曲作曲されている(現在ではそれは《ザ・グレイト》のことであると考えられている)。

第1楽章アレグロ・ヴィヴァーチェニ長調4/4拍子ソナタ形式和音中心とした響き豊かな第1主題と、リズム生かしたスケルツァンド第2主題から成る展開部には多彩な転調みられる
第2楽章コン・モートイ長調3/4拍子拍節感の曖昧さおもしろい。3拍子のはずだが、どこか6/8拍子感じられてしまう。途中現れるのような主題シューベルトらしく、魅力的である。
第3楽章スケルツォアレグロ・ヴィヴァーチェニ長調3/4拍子。前楽章ひきつづきリズム遊び楽しませてくれる。ヘミオラ多用されるが、トリオ部3拍子感覚取り戻せる。
第4楽章ロンドアレグロ・モデラートニ長調4/4拍子。軽い雰囲気フィナーレ途中力強さ見せるものの、全体的にかわいらしく最後眠りに落ちるかのように終わる。




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