RTG ターボライナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/03 22:55 UTC 版)
「ターボライナー」の記事における「RTG ターボライナー」の解説
RTGとはロー社のRTL列車を原型とした列車である。シカゴで1970年代から1980年代初頭まで使用された。1973年末、RTGはシカゴに到着した。サクラメント通り37番地のアムトラックのブライトン公園ターボ工場で組み立てが始まった。フォード自動車のクレジット会社によるアムトラックへのリースで6編成のRTGがアムトラックに導入された。残りの4編成は内装が良くなり自動式ドアが装備された。最初の2編成は標準的なものだった。総計6編成が製造された。動力車は編成の両端に設けられた。番号は58~69が割り当てられた。どの編成も2両の動力車、2両の客車とバー/グリル車で構成されていた。編成はシカゴからセントルイス、 ポートヒューロン、 デトロイト、 ミルウォーキー、トレド まで運行され、優雅なひと時を送ることが出来た。 70年代におけるエネルギー危機により燃料消費を抑えるために、高出力且つ低燃費の主機関が搭載される等の改造が施された。その結果、燃料消費を抑える為に編成あたりわずか2基中1基のエンジンで運行される事になった。より小型のタービンエンジン アスタゾウ(Astazou)で駆動される発電機が先頭車と最後尾の車両に搭載され客車に380V/50Hzの電力を供給した。これは後期のRTLではアムフリート車と同じくアメリカ標準の480V/60Hzが供給され、対照をなした。 RTGはヨーロッパ式のバッファーとネジ式連結器が使用されていたが、後のRTLではアメリカ式の連結器が用いられた。 ブライトン公園の工場は 1981年に閉鎖され、装置は保管のためインディアナ州のビーチグローブへ移転された。
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