Pool of Londonとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Pool of Londonの意味・解説 

プール・オブ・ロンドン

(Pool of London から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 19:43 UTC 版)

ロンドン橋からの眺望
1841年
現在のプール

プール・オブ・ロンドン (Pool of London) とはイギリスの首都ロンドンにおいてシティ・オブ・ロンドンテムズ川に接する岸辺をさす。具体的にはロンドン橋から下流のロザーハイズ辺りまでである。上流側のアッパー・プールとロアー・プールで構成される。アッパー・プールはロンドン橋からタワー・ブリッジまで、ロアー・プールはタワー・ブリッジからロザーハイズのチェリー・ガーデン・ピアまでを指す。大型の外洋船が入り込めるのがこの付近までである。

7世紀イングランドの聖職者ベーダ・ヴェネラビリスはプールの重要性について指摘している。

18世紀から19世紀にかけてテムズの水運が最高潮に達し、両岸は数マイルに渡って波止場となり数多くの船がそこに停泊していた。あまりの混雑ぶりに船から船に飛び移っていけばテムズを渡ることができるとさえ言われた。しかし停泊する船や荷揚げされた貨物を保護する施設はなく、泥棒たちが簡単に船に上がりこみ、荷物を盗んで売りさばくようなこともあった。このようなプール・オブ・ロンドンの状況を改善するために建設されたのがドックランズであり、閉鎖式のドックがロンドン東部に軒を並べるようになった。

1843年、ロザーハイズとワッピングを結ぶ道路は船舶の航行を妨げないようテムズトンネルが建設された。

1960年代に行われた海上コンテナの導入と他の港湾の開発によってテムズの水運量は劇的に減少した。プール・オブ・ロンドンの波止場も大半閉鎖され、朽ち果てるにまかされた。1980年代から1990年代にかけて地区の再開発が行われ、近代的な商業エリアに生まれ変わった。21世紀に入ってもプール・オブ・ロンドン・パートナーシップが設立されるなど開発計画は現在も進行中である。

付近にはロンドン橋タワー・ブリッジ、セント・キャサリンズ・ドック、ロンドン塔、ガイズ病院、シティ・ホールベルファスト (軽巡洋艦)、バラ・マーケット、ヘイズ・ガレリアなどが立地する。

関連

外部リンク


「Pool of London」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Pool of Londonのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Pool of Londonのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのプール・オブ・ロンドン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS