壊死性筋膜炎
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壊死性筋膜炎(えしせいきんまくえん)とは、皮下脂肪組織と固有筋膜の間にある浅層筋膜の細菌性炎症で組織壊死を引き起こす嫌気性菌が原因の感染症の一つ。発症は緩やかであるが急速に進行し重篤な状態となり致死率は高い。中高年の四肢や陰部に好発する[1]。起因菌の一つであるビブリオ・バルニフィカスは「人食いバクテリア」とも呼ばれることがある[2]。
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- ^ a b 壊死性筋膜炎 necrotizing fasciitis あたらしい皮膚科学 (PDF) 北海道大学 大学院医学研究科皮膚科学教室
- ^ 岡本正則、松田智、中村功 ほか、劇症型A群溶連菌感染症を呈した化膿性膝関節炎の1例 中部日本整形外科災害外科学会雑誌 Vol.52 (2009) No.6 P.1377-1378, doi:10.11359/chubu.2012.169
- ^ 古木春美、水足久美子、前川嘉洋 ほか、経口感染が考えられた,Aeromonas sobriaによる壊死性筋膜炎の死亡例 日本皮膚科学会雑誌 Vol.102 (1992) No.7 p.847-, doi:10.14924/dermatol.102.847
- ^ a b 角崎秀文、岡村孝、鳥屋城男 ほか、肛門周囲膿瘍に続発した壊死性筋膜炎の1例 日本臨床外科学会雑誌 Vol.59 (1998) No.3 P.837-840, doi:10.3919/jjsa.59.837
- ^ a b 山岡稔、壊死性筋膜炎 松本歯科大学学会 松本歯学22(3), p.233-244, 1996-12-31
- ^ 中山章文,永江亜紀子,宇井孝爾 ほか、「陰部からの感染が疑われた劇症型溶血性レンサ球菌感染症」 日本臨床微生物学雑誌 2014年 Vol.24 No.1 p.41─46
- ^ 谷 哲郎1), 行方 雅人1), 岩名 大樹 ほか、A群溶連菌による壊死性筋膜炎の1例 中部日本整形外科災害外科学会雑誌 Vol.58 (2015) No.3 p.527-528, doi:10.11359/chubu.2015.527
- ^ 川崎啓介、長野博志、大塚和俊 ほか、水害により発生したVibrio vulnificusによる下腿壊死性筋膜炎の1例 中部日本整形外科災害外科学会雑誌 Vol.48 (2005) No.5 P.827-828, doi:10.11359/chubu.2005.827
- ^ 永松正代、綾部忍、下肢壊死性筋膜炎の検討-蜂窩織炎との鑑別は難しい- 日本下肢救済・足病学会誌 Vol.7 (2015) No.1 p.69-76, doi:10.7792/jlspm.7.69
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