NASAでの活動
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「ニシェル・ニコルズ」の記事における「NASAでの活動」の解説
『宇宙大作戦』の打ち切り後、ニコルズは宇宙機関にマイノリティや女性を募集するNASAの特別事業にボランティアで参加した。彼女はこの活動を、彼女が経営を援助した企業であるWomen in Motion社とNASAとを提携させることにより開始した。 同事業は成功を収めた。応募の中からは、最初のアメリカ人女性宇宙飛行士のサリー・ライド、最初のアフリカ系アメリカ人宇宙飛行士となるギオン・ブラフォード(英語版)空軍大佐、1986年1月28日のチャレンジャー号爆発事故で死亡するまでスペースシャトル計画のミッションに従事したジュディス・レズニックやロナルド・マクネイアが選ばれた。また、募集された者の中には、元NASA長官で4度のスペースシャトルミッションに従事したベテラン飛行士のチャールズ・ボールデン、元NASA副長官で3度のスペースシャトルミッションに従事したフレデリック・D・グレゴリー(英語版)、元NASA副長官のロリ・ガーバー(英語版)もいた。ニコルズは宇宙探査の熱心な提唱者であり、1980年代半ばよりヴェルナー・フォン・ブラウンが設立した非営利の教育的な宇宙アドボカシー組織である米国宇宙協会(英語版)の理事会に加わっている。 彼女はまた、1976年7月17日にカリフォルニア州パサデナのジェット推進研究所へ、バイキング1号の火星への軟着陸を観察する特別ゲストとしても招かれたほか、『スタートレック』オリジナルシリーズに出演した他の俳優とともに、カリフォルニア州パームデールのノースアメリカン・ロックウェルの工場で行われた、最初のスペースシャトル「エンタープライズ」の命名式に参加した。2010年7月14日にはジョンソン宇宙センターにあるスペースシャトルのシミュレーターとミッションコントロールセンターを視察し、2015年末には火星と土星の大気を8時間分析する高々度ミッションを行うNASAの成層圏赤外線天文台(SOFIA)を搭載したボーイング747-SPに搭乗している。
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