MessageQueueInstaller.Install メソッド
アセンブリ: System.Messaging (system.messaging.dll 内)


Install メソッドは、メッセージ キュー情報をレジストリに書き込み、MessageQueue インスタンスを Path プロパティで指定されたパスにあるキューに関連付けます。キューがまだ存在しない場合、Install はトランザクション キューを作成します。Install は、新規または既存のキュー プロパティを MessageQueueInstaller で指定したプロパティの値に設定します。キューが既に存在する場合、キューのプロパティは MessageQueueInstaller の値にリセットされます。既存のキューがトランザクション キューでない場合、既存のキューは削除され、トランザクション キューとして再作成されます。
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通常、コードからは MessageQueueInstaller のメソッドを呼び出しません。一般的に、このメソッドを呼び出すのはインストール ユーティリティの installutil.exe だけです。ユーティリティは、インストール プロセス中に自動的に Install メソッドを呼び出して、インストールするメッセージ キューに関連付けられたレジストリ情報を書き込みます。インストールはトランザクションです。そのため、インストール中にインストール プロジェクト コンポーネントのいずれかが失敗した場合は、既にインストールされていたすべてのコンポーネントがインストール前の状態にロールバックされます。ロールバックは、各コンポーネントの Rollback メソッドを呼び出すことによって実行されます。
インストール プロジェクトに関連付けられたすべてのコンポーネントが正常にインストールされた後、インストール ユーティリティはインストールをコミットします。Commit は、キューを適切な初期状態に設定し、MessageQueue のインストールを完了します。Path プロパティで指定したキューが既に存在し、メッセージが含まれている場合は、Commit によってメッセージが削除されます。Install ではなく、Commit がメッセージを削除します。メッセージのパージはロールバックできないためです。
アプリケーションのインストール ルーチンは、プロジェクト インストーラの Installer.Context を使用して、既にインストールされているコンポーネントに関する情報を自動的に認識します。この状態情報は、Install に stateSaver パラメータとして渡され、ユーティリティが各 MessageQueueInstaller インスタンスをインストールするたびに更新されます。通常、コードではこの状態情報を明示的に変更する必要がありません。


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