MessageQueueInstaller.Commit メソッド
アセンブリ: System.Messaging (system.messaging.dll 内)


通常、コードからは MessageQueueInstaller のメソッドを呼び出しません。一般的に、このメソッドを呼び出すのはインストール ユーティリティの installutil.exe だけです。ユーティリティは、インストール プロセス中に、Install メソッドを自動的に呼び出します。インストールはトランザクションです。そのため、インストール中にインストール プロジェクト コンポーネントのいずれかが失敗した場合は、既にインストールされていたすべてのコンポーネントがインストール前の状態にロールバックされます。ロールバックは、各コンポーネントの Rollback メソッドを呼び出すことによって実行されます。
インストール プロジェクトに関連付けられたすべてのコンポーネントが正常にインストールされた後、インストール ユーティリティはインストールをコミットします。Commit は、キューを適切な初期状態に設定し、MessageQueue のインストールを完了します。Path プロパティで指定したキューが既に存在し、メッセージが含まれている場合は、Commit によってメッセージが削除されます。Install ではなく、Commit がメッセージを削除します。メッセージのパージはロールバックできないためです。
アプリケーションのインストール ルーチンは、プロジェクト インストーラの Installer.Context を使用して、既にインストールされているコンポーネントに関する情報を自動的に認識します。この状態情報は、Commit に savedState パラメータとして渡され、ユーティリティが各 MessageQueueInstaller インスタンスをコミットするたびに更新されます。通常、コードではこの状態情報を明示的に変更する必要がありません。キューが削除されると、Commit はログ エントリをインストールに関連付けられた savedState にポストします。


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


- MessageQueueInstaller.Commit メソッドのページへのリンク