Message.AttachSenderId プロパティ

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

Message.AttachSenderId プロパティ

メッセージに差出人の ID を結び付ける必要があるかどうかを示す値を取得または設定します。

名前空間: System.Messaging
アセンブリ: System.Messaging (system.messaging.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Property AttachSenderId As
 Boolean

Visual Basic (使用法)

Dim instance As Message
Dim value As Boolean

value = instance.AttachSenderId

instance.AttachSenderId = value

C#

public bool AttachSenderId { get;
 set; }

C++

public:
property bool AttachSenderId {
    bool get ();
    void set (bool value);
}

J#

/** @property */
public boolean get_AttachSenderId ()

/** @property */
public void set_AttachSenderId (boolean value)

JScript

public function get AttachSenderId
 () : boolean

public function set AttachSenderId
 (value : boolean)

プロパティ値
SenderId をメッセージに結び付ける場合は true。それ以外の場合は false。既定値は true です。

例外

例外の種類	条件
InvalidOperationException	フィルタ処理されたメッセージ キューが、AttachSenderId プロパティを無視します。

解説

SenderId プロパティは、送信元ユーザーの ID を表すバイト配列です。差出人 ID はメッセージ キューによって設定され、キューへのアクセス権が差出人にあるかどうかを受信側キュー マネージャが確認するために使用されます。

差出人 ID が割り当てられていない場合、送信元アプリケーションは、メッセージの差出人を検査したり、差出人が受信側キューへのアクセス権を持つかどうかを確認したりする必要がないことを、メッセージ キューに対して示します。SenderId が信頼性を持つのは、メッセージが送信先キューに到達したときにメッセージが認証された場合だけです。送信先キューが受理するのは認証されたメッセージだけであり、UseAuthentication プロパティまたは AttachSenderId プロパティのどちらかが false である場合、メッセージは送信先キューに到達したときに拒否されます。

注意
メッセージが拒否されると、配信不能キューに送信されるか (UseDeadLetterQueue が true の場合)、または無視されます。メッセージがキューに到達できなかったとき、受信確認を返すように要求できます。要求しないと、UseDeadLetterQueue が falseの場合、メッセージは警告なしに失われることがあります。

使用例

メッセージの AttachSenderId プロパティに対し、値の取得と設定を行うコード例を次に示します。

C#

// Set the message's AttachSenderId property.
orderMessage.AttachSenderId = true;

// Display the new value of the message's AttachSenderId property.
Console.WriteLine("Message.AttachSenderId: {0}",
    orderMessage.AttachSenderId);

C++

// Set the message's AttachSenderId property.
orderMessage->AttachSenderId = true;

// Display the new value of the message's AttachSenderId property.
Console::WriteLine("Message.AttachSenderId: {0}",
    orderMessage->AttachSenderId);

J#

// Set the message's AttachSenderId property.
orderMessage.set_AttachSenderId(true);
// Display the new value of the message's AttachSenderId property.
Console.WriteLine("Message.AttachSenderId: {0}", 
    System.Convert.ToString(orderMessage.get_AttachSenderId()));

.NET Framework のセキュリティ

• 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
Message クラス
Message メンバ
System.Messaging 名前空間
SenderId
ConnectorType
UseAuthentication
Authenticated
HashAlgorithm
SenderCertificate
MessageQueue.Authenticate