霧の乙女号
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/28 05:57 UTC 版)
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霧の乙女号(きりのおとめごう、英: Maid of the Mist)は、ナイアガラの滝を遊覧する観光船である。
遊覧船はレインボーブリッジの近く、ナイアガラ川の流れが緩やかになる場所から出発し、アメリカ滝、ブライダルベール滝の横を抜けて、カナダ滝の水煙が巻き上がる滝つぼまでを行き来する。船はカナダ側、アメリカ側のどちらからでも出ており、それぞれの出発地点と同じ場所に戻る。
アメリカ側から来た乗客には霧の乙女号の青いポンチョが、カナダ側から来た乗客には赤いポンチョが配られる。
歴史
1846年に霧の乙女号はカナダ側とアメリカ側とを結ぶフェリー船として運航を開始した。しかし、1848年、下流にワールプール・ラピッド・ブリッジができたことにより乗客を失い、1854年に、観光客向けの遊覧船として再スタートを切る。
財政難と南北戦争のため、1860年に船はモントリオールの会社に売却され、公式には1893年までサービスが続けられることはなかった。1893年に新しい船が二隻が建造され、霧の乙女号蒸気船会社「Maid of the Mist Steamboat Company」の名のもと、新しいパートナーシップが結ばれた。この船は川の下流で運航していたが、1955年4月22日に事故が起きたことで、現在見られるタイプの船へと置き換えられた。
1960年7月9日、7歳の男の子だったロジャー・ウッドワードがカナダ滝から転落し、ライフジャケット以外を身に付けずに助かった最初の人となる。このときにこの子どもを救助したのが乙女号 IIで、船は1983年まで運航された。その後、アマゾン川で数年使われていた。
1894年から1991年までアメリカ側では、崖から船着場への行き来はインクラインが使われていたが、観光客が増え始めた1990年代にあたる1991年にエレベーター4台へと置き替わった。
期間
運航期間は、4月中旬から例年10月24日まで。運航開始日は春先、エリー湖から流れてくる氷が流れきってから、が目安になるため、毎年異なる。
著名な乗客
- 1860年 - プリンス・オブ・ウェールズ (のちのエドワード7世)
- 1901年 - セオドア・ルーズベルト (第26代アメリカ合衆国大統領)
- 1949年 - ジャワハルラール・ネルー (インドの首相)
- 1952年 - マリリン・モンロー (アメリカ女優)
- 1991年 - ダイアナ妃、ウィリアム王子、ヘンリー王子 (イギリス王室)
保有船
観光船の名前はローマ数字が霧の乙女号の名の後ろに付けられている。現在の保有数は4隻。
霧の乙女号 I
- 年数: 1846~1854年
- タイプ: 二段式蒸気船フェリー
- 動力エンジン: 外輪一つ(側外車)
霧の乙女号 I
- 年数: 1854~1860年
- 全長: 72 ft
- タイプ: 一段式蒸気船
- 動力エンジン: ペダル式(外輪船)
霧の乙女号 I
- 年数: 1885~1955年
- タイプ: 蒸気船
- 動力エンジン: N/A
霧の乙女号 II
- 年数: 1892~1955年
- タイプ:白いオークの蒸気船
- 動力エンジン:蒸気エンジン二つ
霧の乙女号 I
- 年数: 1955~1990年
- タイプ: 蒸気船
- 全長: 66ft
- 動力エンジン: 200hp ディーゼルエンジン
- 定員数: 101名
霧の乙女号 II
- 年数: 1956~1983年
- タイプ: 上記霧の乙女号 Iと同型
- 動力エンジン: 200hp ディーゼルエンジン
- 定員数: 101名
霧の乙女号 III
- 年数: 1972~1997年
- 全長: 65ft
- 動力エンジン: 250hp ディーゼルエンジン
- 定員数: 210名
霧の乙女号 IV
霧の乙女号 V
霧の乙女号 VI
霧の乙女号 VII
小さな乙女号
- 小型船
映画
霧の乙女号が撮影されている主な映画。
- ブルース・オールマイティ (ジム・キャリー出演)
- スーパーマン2-冒険編 (クリストファー・リーヴ出演)
外部リンク
- 霧の乙女号公式サイト (英語)(日本語)その他
「Maid of the Mist」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
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