MPC-100シリーズ
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「カシオペア (コンピュータ)」の記事における「MPC-100シリーズ」の解説
1998年から2000年にかけて展開され、いずれも個人向けモデル。東芝のリブレットを強く意識したA5サイズのミニノートPCで、ボディ外装はマグネシウム合金、CPUにはMediaGX系が採用された。液晶はカシオが独自に開発した6.7インチHAST(ハイパー・アモルファス・シリコンTFT)液晶を搭載するが、取り付け位置が左側に偏り、その右側のスペースに、右手親指で操作する「サムパッド」と称するタッチパッドが設けられ、キーボードの左奥側にクリックボタンが配置される独特のデザインが特徴。 MPC-10x/20x/21xシリーズ:個人向け ノート型PC MPC-101系 1998年11月21日発売の初代シリーズで、ハードウェア構成の違う2モデルが用意された。OSにMicrosoft Windows 98、CPUにMedia GXm 200MHz 動作電圧2.2V(サイリックス製)、メモリを32MB(増設で最大96MB)としており、MPC-101M31はHDD容量が2.1GB、MPC-101M32は3.2GBで加えてV.90/K56flex対応のモデムを内蔵する。本体カラーリングは外側がシルバーで内側がダークグレー、キーボードはグレーとなっている。直販系のPCメーカーだったアキアをカシオが傘下に納めた際にはアキアのPCラインナップにも加えられた。別ブランドではなく、あくまでCASSIOPEIA FIVAとして販売された。 MPC-102系 1999年11月下旬発売のMPC-102M62はOSがMicrosoft Windows 98 Second Editionとなり、CPUにMedia GXm 233MHz 動作電圧2.5V、メモリが64MB、HDDが6GBにアップグレードされたマイナーチェンジモデル。モデムを内蔵する。2000年6月5日には同一ハードウェア構成のまま、プリインストールソフトウェアにPostPetバージョン2.0など4ソフトを加えたMPC-102M62Sが発売された(CPUはGeode GXLV 233MHz 動作電圧2.5V に変更されている)。 本体カラーリングはMPC-101系よりも明るい、パール系の白色のクリスタルホワイトに変更され、キーボードはハーフトーンブルー(半透明な青色)となっている。 MPC-103 2000年11月30日発売。ラインアップはMPC-103M62Sのみで、OSをMicrosoft Windows Millennium Edition(Me)に変更し、CPUをMediaGXベースのGeode GX1 300MHz 動作電圧2.0V(ナショナル セミコンダクター製)、HDDを10GBにアップグレードしたマイナーチェンジモデル。PostPet等も引き続き付属する。
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