LocalFileSettingsProvider クラス
アセンブリ: System (system.dll 内)

Public Class LocalFileSettingsProvider Inherits SettingsProvider Implements IApplicationSettingsProvider

設定プロバイダは、アプリケーション設定アーキテクチャで使用する構成データを格納するための機構を定義します。.NET Framework には、単一の既定の設定プロバイダ LocalFileSettingsProvider が含まれています。このプロバイダは、ローカル ファイル システムに構成データを格納します。アプリケーション設定プロパティまたはプロパティのグループは、SettingsProviderAttribute を使用することによって、特定の設定プロバイダに関連付けられます。
通常、クライアント プログラムは、このクラスに明示的にアクセスすることはありません。サービスが必要になると、アプリケーション設定アーキテクチャによって、適切な設定プロバイダが呼び出されます。たとえば、ApplicationSettingsBase のメンバの多くは、関連付けられている設定プロバイダに処理を代行させます。
LocalFileSettingsProvider は、.config という拡張子を持つ構成ファイルに設定を保持します。構成ファイルの内容は、XML ドキュメントとして構築されます。設定のスコープがアプリケーション レベルまたはユーザー レベルのどちらであるかによって、構成データは、それぞれ <applicationSettings> セクション グループまたは <userSettings> セクション グループに要素として格納されます。これらの各セクション グループは、それぞれ対応する AppSettingsSection または ClientSettingsSection によって表されます。各セクション オブジェクトは、構成セクション ハンドラによって所有され、管理されます。構成セクション ハンドラは、IConfigurationSectionHandler 型のオブジェクトです。
アプリケーション スコープの設定と既定のユーザー スコープの設定は、application.exe.config というファイルに格納されます。このファイルは、実行可能ファイルと同じディレクトリに作成されます。アプリケーション構成設定は読み取り専用です。特定のユーザー データは、ユーザーのホーム ディレクトリの下にある username.config というファイルに格納されます。移動プロファイルが有効になっている場合、2 つのバージョンのユーザー構成ファイルが存在する可能性があります。このような場合には、移動バージョンのエントリは、ローカルのユーザー構成ファイルの重複するエントリよりも優先されます。

System.Configuration.Provider.ProviderBase
System.Configuration.SettingsProvider
System.Configuration.LocalFileSettingsProvider


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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