魚類のイクチオホヌス症菌 [Ichthyophonus hoferi]
イクチオホヌス症は淡水魚と海水魚の臓器や筋肉内にかびが寄生する重要な真菌病(かび病)の一つである。欧米では古くからニジマスで知られ、サケ科魚類やサバ、ニシンにもみられている。日本ではニジマス、サバ、ブリなどに発生した。ニジマス稚魚での症状は体色が黒くなってやせる。病気が進むと肝臓や脾臓に白点が現れ、腎臓が腫れることがある。成魚では体色が黒くなり、腹部が脹れて眼球が出、脊髄が弯曲する。また、内臓には白色または赤色の結節がみられる全身性の感染症である。
原因菌は接合菌類(以前は藻菌類の1群)のハエカビ目、ハエカビ科、イクチオフホヌス属の1種で、特定の生活史をもった真菌である。初期は2ケの核をもつ糸状体の胞子で、やがて分厚い細胞壁に囲まれ、多数の核を含んだ球状体へ変わる。次にその球状体から糸状体が発芽して、糸状体が元の多数の胞子になるサイクルを繰り返す。このかびは偏性病原菌に類似しているが、まだ治療法は知られていない。
原因菌は接合菌類(以前は藻菌類の1群)のハエカビ目、ハエカビ科、イクチオフホヌス属の1種で、特定の生活史をもった真菌である。初期は2ケの核をもつ糸状体の胞子で、やがて分厚い細胞壁に囲まれ、多数の核を含んだ球状体へ変わる。次にその球状体から糸状体が発芽して、糸状体が元の多数の胞子になるサイクルを繰り返す。このかびは偏性病原菌に類似しているが、まだ治療法は知られていない。
魚類のイクチオホヌス症菌と同じ種類の言葉
菌に関連する言葉 | 低温細菌 偏性嫌気性菌(へんせいけんきせいきん) 魚類のイクチオホヌス症菌 ボトリチスシネレア菌 グラム陽性細菌 |
- 魚類のイクチオホヌス症菌のページへのリンク