魚類のアクロモバクター症菌とは? わかりやすく解説

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魚類のアクロモバクター症菌 [Achromobacter sp.]

 アクロモバクター症という病名原因菌(属)が国際的な細菌鑑別・分類書(1974年)では削除されているが、ここでは従来病名挙げる。この細菌性魚病イシダイ年齢には関係なく、また、季節問わず発生するが、一度発生する長期間流行して被害大きくなるので無視できない
症状体表が"擦(す)れ"のような状態になり、病かなりの量の粘液分泌し、体の側面腹部出血斑がみられるまた、眼球白濁するも多い。内臓では脾臓腎臓腫れて大きくなり、胃や腸に水様物が充満している場合が多い。
原因菌当初、アクロモバクター属の1種とされていたが、上記細菌鑑別・分類書では、この属はアルカリゲネス属統一され、アクロモバクター属は記載されていない。したがって、この原因菌アルカリゲネス属分類されるのが適切かどうか今後検討かかっている。この細菌グラム陰性好気性の桿菌(0.5-1.0×0.5-2.6μm)である。色素産生せず運動しない。ただし、アルカリゲネス属細菌細胞周囲鞭毛をもって運動する発育温度は26-27最適である。治療にはテトラサイクリン系やチアムフェニコール(クロラムフェニコール誘導体)などの抗生物質が有効である。




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