アルカリゲネス属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/25 15:20 UTC 版)
アルカリゲネス属 | |||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||
Alcaligenes Castellani & Chalmers 1919 |
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種 | |||||||||||||||
他 |
アルカリゲネス属はグラム陰性の鞭毛を有する非芽胞形成好気性桿菌。アルカリゲネス科に属し、その基準属である。属名はアルカリと生み出すという意味のギリシア語に因む。基準種はアルカリ大便菌でGC含量は56から70。
一部の種はヒドロゲナーゼを有し水素を利用する水素酸化細菌としてよく研究されている。また、硝酸や亜硝酸を還元して窒素分子とするもの(アルカリゲネス.デニトリフィカンスが代表)もあり、それらは硝酸還元菌に分類される。また、一酸化炭素を酸化する種もある。有機酸塩の有機酸を代謝してアルカリにするため名付けられた。水中、土壌、消化管など自然界に広範に存在する。
参考文献
- Michael T. Madiganほか著、室伏きみ子、関啓子監訳 『Brock微生物学』 オーム社、2003年4月。ISBN 9784274024887。NCID BA61734511。
- 発酵研究所監修、大嶋泰治ほか編 『IFO微生物学概論』 培風館、2010年12月。ISBN 9784563078119。NCID BB04312618。
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