I/O ポートと電源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:59 UTC 版)
「コモドール64」の記事における「I/O ポートと電源」の解説
カートリッジ拡張スロット 24-28ピン(6510のアドレス/データバスや制御信号、GND、電源などがエッジ・コネクタで供給されている。ROMやRAMの追加に使用) RFモジュレータを内蔵しており、RCA端子で出力している。ポテンショメータでチャンネルを変更可能。 8ピンDINコネクタでコンポジット映像信号、輝度信号、色信号、音声入出力をそれぞれ別に出力している。なお、初期バージョンでは5ピンDINコネクタを使用しており、色信号が出力されていない。 IEEE 488 のシリアル版を6ピンDINコネクタで出力(プリンタおよびディスクドライブ用) PETと同様の300ボーのデータレコーダ用インタフェース(エッジ・コネクタで、モーター制御信号、GND、電源などを含む)。レコーダのモーターは6510からのDC5Vの信号で制御される。AC9Vの電源入力を整流されていないDC6.36Vにしてレコーダに供給している。 ユーザーポート。TTLレベルの信号の入出力用のエッジ・コネクタ。モデムなどに使用。バイト幅のパラレル信号であり、サードパーティ製プリンターなどにも使用。 DE9Mのゲームコントローラ用ポート×2。Atari 2600 と互換性がある。デジタル信号5本とアナログ信号2本がある。デジタルジョイスティック、アナログパドルコントローラ、ライトペン、マウス、タブレットなどを接続可能。 C64は内部に電源回路を持たず、ACアダプタを必要とする。これにより本体の小型化を図りつつ、海外向けの生産も共通化できる利点がある。周辺機器も同様だったため、C64システムの電源周りはスパゲッティのような状態になりやすかった。長時間使っていると電源が切れることでもよく知られていた。 ACアダプタからは、直流 (DC) 5Vと交流 (AC) 9Vを供給するため、7ピンのDINコネクタを使用している。 AC9Vは、チャージポンプ経由でSIDチップの電源として使用されたり、整流器経由でカセットレコーダーのモーター駆動用に6.8Vを供給したり、内蔵時計の駆動用にCIAチップへのパルス入力に使われたり、ユーザーポートに直接AC9Vとして供給されたりしている。したがって12Vの矩形波でもよいのだが、9Vの正弦波が使われた。
※この「I/O ポートと電源」の解説は、「コモドール64」の解説の一部です。
「I/O ポートと電源」を含む「コモドール64」の記事については、「コモドール64」の概要を参照ください。
- I/Oポートと電源のページへのリンク