HGST以降のディスク記憶装置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:00 UTC 版)
「IBMのディスク記憶装置」の記事における「HGST以降のディスク記憶装置」の解説
詳細は「HGST」を参照 IBMは2002年に日立製作所にディスクドライブ部門を売却し、同社の当該部門と統合され「日立グローバルストレージテクノロジーズ」(日立GST、HGST)となった(その後同社は2012年3月8日にウェスタン・デジタルに売却され社名を略称のひとつであった「HGST」と改めた上、2018年3月15日のウェスタン・デジタルの企業ブログにおいてHGSTブランドのドライブ製品を随時ウェスタン・デジタルブランドに移管していく方針を表明、HGSTブランドの消滅が示唆された。なお、ウェスタン・デジタルは1998年にGMRヘッド等IBMの技術を使用する権利を得ている)。 IBMが最期に発表した3.5インチハードディスクドライブ製品は 2002年10月の Deskstar 180GXP で、7200rpmで回転する3枚の直径3.5インチプラッタ(60GB/枚)上に180GBのデータを格納した。当時の価格は約400米ドルであった。 2009年現在、3.5インチHDD一つのパッケージに約2兆バイト(2TB)のデータを格納するまでになっている。日立GSTの Deskstar 7K2000 ハードディスクドライブは、5枚のプラッタに2TBのデータを格納し、シリアルATAバス上に最大300MB/秒の転送速度を持ち、平均検索時間は8.2msである。装置の重さは740g。 発売当初の価格は約200米ドル。 すべてのハードディスクドライブはIBM 1316ディスク装置の技術的延長上にある。特に、HGST製のドライブ(および同社より譲渡された設備で製造された東芝デバイス&ストレージ製のクライアント・コンシューマー用3.5インチドライブ)は系譜としてもIBM製ドライブの直系である(HGSTは旧IBMの事業主体を受け継いでおり、日立の看板でありながら実質IBMの製品であった)。
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