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ラートブルフ【Gustav Radbruch】

読み方:らーとぶるふ

[1878〜1949ドイツの法哲学者価値相対主義立って自由主義民主主義社会主義的思想基礎与えた。著「法哲学」など。


グスタフ・ラートブルフ

(Gustav Radbruch から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 03:13 UTC 版)

グスタフ・ラートブルフ(1921年)

グスタフ・ラートブルフ(Gustav Radbruch、1878年11月21日 - 1949年11月23日)は、ドイツ法哲学者、刑法学者刑事政策家。フランツ・フォン・リスト(Franz von Liszt)門下。確信犯の概念を提唱したことで知られる。

人物・生涯

著作物

著作集

ラートブルフの全著作は、晩年の弟子アルトゥール・カウフマンに遺贈され、カウフマンによってラートブルフ全集が計画された[2]。その全集は1987年の第1巻『法哲学I』に始まり、2003年の第20巻『補遺と全巻索引』で完結している。

日本語訳

ラートブルフの著作の日本語版は、1960年代に東京大学出版会から、山田晟久保正幡野田良之碧海純一らの編集で『ラートブルフ著作集』(全11巻完結)として出版されている[3]

  • 『ラートブルフ著作集1 法哲学』田中耕太郎訳。ラートブルフの主著。
  • 『ラートブルフ著作集2 法哲学綱要』山田晟訳。
  • 『ラートブルフ著作集3 法学入門』碧海純一訳。
  • 『ラートブルフ著作集4 実定法と自然法』尾高朝雄ほか訳。
  • 『ラートブルフ著作集5 法における人間』桑田三郎ほか訳。
  • 『ラートブルフ著作集6 イギリス法の精神』林深山・長尾龍一ほか訳。
  • 『ラートブルフ著作集7 一法律家の生涯』菊池栄一宮沢浩一訳。近代刑法学の父A.フォイエルバッハの生涯。
  • 『ラートブルフ著作集8 社会主義の文化理論』野田良之・山田晟訳。
  • 『ラートブルフ著作集9 人と思想』野田良之・小堀桂一郎訳。
  • 『ラートブルフ著作集10 心の旅路』山田晟訳。死後刊行された自叙伝。
  • 尾高朝雄・碧海純一『ラートブルフ著作集 別 ラートブルフの法哲学』。ラートブルフ法哲学の解説。

脚注

  1. ^ アルトゥール・カウフマン『グスタフ・ラートブルフ―生涯と作品』(『同志社法学』第326号、2008年)19頁。宮澤浩一編『西ドイツ刑法学 学者編』(成文堂、1978年)467頁。
  2. ^ 宮澤編『西ドイツ刑法学 学者編』468頁。
  3. ^ 東京大学出版界『図書目録 2011』を基づいて作成。

参考文献

外部リンク



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